フランス代表の主将、パトリック・ビエラが現役引退までインテルでプレーする考えを示した。フランスサッカー連盟(FFF)の公式ホームページが伝えている。

 ビエラは、「外国で何年か過ごしたあとで戻るのは難しい」とフランスで再びプレーする気持ちがないことを明らかにした。スペインではまだプレーしたことがないビエラだが、「もう31歳。また新しい生活をやり直すことは、なかなか想像できない」と否定的。イングランドに戻ることも「考えていない」。「戻るとしたら、観客としてだね。イングランドのサッカーは大好きだから」という。

 インテルについては、「とてもいいクラブにいる」と満足しているビエラ。インテルで最後まで続けたいと考えているようだ。

 「まだ若い」「続けたい」と感じているビエラだが、引退後のビジョンはもっている。サッカー界には残るつもりでも、監督としてではなく、「フランスとアフリカのサッカーの橋渡し」をしたいという。ビエラは、読み書きができないアフリカ人選手が多いことを嘆き、サッカーを利用して子供たちを学校に行かせることを目的に活動したいと考えている。