米大リーグのタンパベイ・デビルレイズが、来シーズンに向け、“ホットコーナー“（3塁）を強化したフロント陣に私は敬意を表したい。デビルレイズは毎シーズン、3塁手を固定することができなかったが、東京ヤクルト・スワローズから岩村明憲選手（27）を獲得し、ついに、ここ数年間の悩みを解消した。

　　ただ、岩村選手の加入により、 B・J・アプトン（22）のコンバートが新たな課題だ。アプトンの守備位置については過去にも取り上げてきたが、レイズは最終的な結論を出しているはず。これはチーム編成の方針変更につながる可能性さえある。最も可能性が高いのはDH（指名打者）か2塁だろう。もちろん、DHだったら打撃に専念すればいいが、一方で、アプトンは2塁手の経験がない。ひょっとすると、レイズ首脳陣はアップトンの放出を考えているかもしれない。弱点になっている左翼側の守備を固めるためにトレードで遊撃か、左翼あたりの選手を取る手もある。無論、右翼側の2塁手、1塁手、右翼手などが絶対に安泰だと断言はできないだろう。ともかく首脳陣は何か計画を持っているはずだ。現時点では複数の選択肢を検討しているものとみられる。【了】

■オリジナル記事：Japan Signing Good, But where is B.J.?
■ブログ： Dレイズ・ベイ（DRays Bay）（2006年12月16日付）より
■筆　者　デビッド・ブルーム（David Bloom）氏:
■編集者　パトリック・ケネディ（Patrick Kennedy）氏：
ケネディ氏は1991年8月5日生まれ。2005年1月から「Dレイズ・ベイ」を含めデビルレイズ関連のブログへの投稿を続けている。大の野球好きで、もちろん、デビルレイズの熱狂的ファン。スポーツは全般的に好きで、政治や世界情勢にも興味を持っている。クリアウォーター高校の1年生でビジネスを勉強中だ。
　　Dレイズ・ベイは、アメリカンリーグ東地区所属の米大リーグ球団タンパベイ・デビルレイズの応援ブログ。2005年2月の開設。ケネディ氏のほか、編集長のジェイク・ラーセン氏、シニアコラムニストのR・J・アンダーソン氏、コラムニストのマット・サモンズ氏の4人が運営スタッフ。

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