献血の後はネイルアートも
7月の「愛の血液助け合い運動」月間に合わせて、献血への一層の協力を呼びかけようと、都内各所の献血ルームでは様々なイベントが催されている。
1日平均200人が訪れる新宿東口献血ルームは、広さも規模も都内一。喫茶店をイメージした明るい室内は、白い壁や間接照明を用いたインテリアがリラックスできる空間を演出している。軽食やジュースが用意されている献血ルーム内には、若い女性連れやカップルも目立ち、中には献血後、「喫茶店代わり」におしゃべりを楽しんで帰る友達連れもいるという。
同献血ルームでは、タロット占いやカラーコーディネートなど各種イベントが用意されているが、その中でも女性に人気のイベントは「ネイルアート」。所要時間は15分ほど。ネイリストが好みのマニキュアを使ったデザインに仕上げてくれる。ネイルを終えた女性は、オレンジ色に塗られたツメを満足そうに眺めながら「かわいいです」と頬をほころばせた。
一方、会社員風の男性が目立つのは有楽町献血ルーム。毎週水曜日には、“献血後の癒し”を提供してくれるマッサージが無料で受けられる。平日にはネクタイを締めたサラリーマンの姿も目立つといい、ちょっとした休憩感覚で献血ルームを訪れる人も多いようだ。平日ならば全献血は受付から30−40分、成分献血は1時間半ほどで終了する。
「献血ルームを身近に感じてほしい」と話すのは、東京都赤十字血液センターの矢澤幸雄さん。夏場は、長期休暇などで血液を確保しにくく、保存期間の短い血小板などは不足しがちだという。「イベントに興味を持ってもらうことをきっかけに、献血に来てもらえればいい」と“気軽に立ち寄れる”献血ルームをアピールする。
2005年の献血者数は、全国で532万人と04年に比べ微減(マイナス2.8%)しており、10代の減少幅が最も大きい(前年比93.6%)。献血ルームでは、献血者の少ない平日にイベントを開催することで、血液を休日と同水準に確保したい考えだ。
イベントスケジュールは、各献血ルームまで。【了】
■関連リンク
日本赤十字社
1日平均200人が訪れる新宿東口献血ルームは、広さも規模も都内一。喫茶店をイメージした明るい室内は、白い壁や間接照明を用いたインテリアがリラックスできる空間を演出している。軽食やジュースが用意されている献血ルーム内には、若い女性連れやカップルも目立ち、中には献血後、「喫茶店代わり」におしゃべりを楽しんで帰る友達連れもいるという。
一方、会社員風の男性が目立つのは有楽町献血ルーム。毎週水曜日には、“献血後の癒し”を提供してくれるマッサージが無料で受けられる。平日にはネクタイを締めたサラリーマンの姿も目立つといい、ちょっとした休憩感覚で献血ルームを訪れる人も多いようだ。平日ならば全献血は受付から30−40分、成分献血は1時間半ほどで終了する。
「献血ルームを身近に感じてほしい」と話すのは、東京都赤十字血液センターの矢澤幸雄さん。夏場は、長期休暇などで血液を確保しにくく、保存期間の短い血小板などは不足しがちだという。「イベントに興味を持ってもらうことをきっかけに、献血に来てもらえればいい」と“気軽に立ち寄れる”献血ルームをアピールする。
2005年の献血者数は、全国で532万人と04年に比べ微減(マイナス2.8%)しており、10代の減少幅が最も大きい(前年比93.6%)。献血ルームでは、献血者の少ない平日にイベントを開催することで、血液を休日と同水準に確保したい考えだ。
イベントスケジュールは、各献血ルームまで。【了】
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