ホテル改修後 イメージスケッチ

写真拡大

 星野リゾートと旧奈良監獄保存活用株式会社が、コンセッション方式による重要文化財「旧奈良監獄」の保存および活用事業において、協定書を締結した。星野リゾートは協力事業者として、旧奈良監獄を活用したホテル運営を担う。

【画像をもっと見る】

 旧奈良監獄は明治政府が監獄の国際標準化を目指して計画し、明治41年に完成。五大監獄のひとつで、歴史的価値が高く意匠的に優れた近代建築として、2017年2月に重要文化財に指定された。

 旧奈良監獄保存活用株式会社は、2017年12月に法務省との間で締結した公共施設等運営事業実施契約に基づき、旧奈良監獄の赤れんが建造物の耐震改修工事をはじめ、史料館や商業施設といった複合施設の開業準備を進めている。今後、同社と星野リゾートは、その他の協力事業者とともに施設全体に関する提案内容の具体化を進め、2021年内の運営開始を目指すという。