「田舎」と聞くと、どういう風景を想像するでしょうか。田や畑ばかりが広がる田園風景?それとも???

 そんな田舎に関するイメージを描いた、森もり子さんの漫画「それぞれの田舎のイメージ」が、多くの人の注目を集めています。

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 1コマ目に描かれたのは、喫茶店で会話をする2人の男性。一人が「私の地元は田舎なんでなんにもないですよ」と話しを振ります。

 すると2コマめに、話を振られた側の想像した田舎図が……。そこにあるのは、のどかな田園風景。しかし、「なんにもないですよ」と話しを振った側の田舎図には?幹線道路ぞいにミッチリたちならぶ、店の数々。いずれも敷地は広いけれども高さは1階から3階建て位までの低めな建物がならんでいます。

 並ぶ店はヤマダ電気に、洋服の青山に、パチンコ・スロット、本屋に、靴屋、ホームセンターもあります。あぁ、確かに田舎のちょっとした幹線道路を通るとこういう店並びあるある。さらに大型ゲームセンターや、ファミリーレストランがあったりもするんですよね。

 この田舎図に思わず「そうそう」となった人は少なくなかったようで、投稿されたツイートには5万9千イイネがつけられています。また、寄せられたコメントにも、同意する人から、3コマ目は田舎のまだ栄えているほうで、その通りを抜けていくと2の田園になるという意見や、3コマ目の幹線道路図はあるあるだけど「市街地じゃない?」という指摘も。

 とはいえ、一口に田舎といっても価値観は人それぞれ。これだけの店並びであっても、都市部などに比べると、思わず「なんにもないですよ」と言ってしまう人はいるようです。でもこれはこれでなかなか味があって良いんですけどね。土日の渋滞さえ除けば……。

<記事化協力>
森もり子さん(@mori_MORIKO_)

(宮崎美和子)