坂口杏里のストリップ降板が波紋「もう後がない」と心配の声

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「ドタキャンドタキャンって ドタキャンされたのはこっちなんだけどね。時間、労力全部返してほしい。枯れるほど泣いたわ」

Instagramに6月15日、こう投稿したのは坂口杏里ことANRI(27)だ。ANRIは16日からストリップ公演をする予定だったが、直前に会場である浅草ロック座が“降板”を発表。その理由について「諸事情により出演を見送る事になりました」としている。

しかしANRIは、上記のようにコメント。さらに「練習風景をムービーで撮って、じゃあこれ撮ったからあとは家で練習?」「ストリップ以前に踊ることも初心者の人間に色々無茶言わないで欲しい」と練習指導についての不満を述べ、こう続ける。

「こっちはプロじゃないし、きっちりちゃんと教えて、練習もできるまでやってほしかった。たかが5.6回の練習でやりきれってゆう方がどーかしてるわ。踊り子のプロと一緒にしないでください」

ネットではANRIの啖呵の切り方に、戸惑いの声が上がっている。

《先ず自分が「プロじゃない」「初心者」という認識でステージに上がろうとしているのがそもそも違うんじゃないかな》
《誰か隣にいてあげてほしい。話を聞いたり、学び方を教えてあげたり。何より、1人で解決することが難しいと、本人も気づくべきだと思う》

ANRIは08年、モーニング娘。に憧れて芸能界入り。母・坂口良子さん(享年57)とともに2世タレントとして活躍した。しかし坂口さんの死後、一変。16年10月に改名し、アダルトビデオ女優としてデビューした。

昨年9月に「タレント」としての引退を発表し、都内のキャバクラで勤務を開始。しかし今年の5月中旬には、神戸の派遣型風俗店で「勤務している」との報道が。いっぽうでセクシー女優としてのチャット企画やVR作品への出演もあり、「引退したのでは?」と話題になった矢先の“ストリップ公演”だった。

過去には覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕された小向美奈子(33)も、復帰の舞台として選んだロック座。ANRIは13日に公開されたインタビューでこう語っている。

「3月下旬、浅草ロック座のステージを観る機会があったんです。想像していたストリップとは全く違う世界でした。華やかで、きれいで、すごい!と。素直に感動したんです」

舞台やダンスの経験もあるANRIだが、公演について「不安」と吐露。しかしレッスンをつけてもらったことで「楽しいなと感じた」と心境の変化を明かしている。深夜から朝方までレッスンを受けているとし、こう意気込んでいた。

「ただ、ホント今一生懸命やっているので、だから皆さんにロック座に見にきてほしいんです」

インタビュー記事内で担当ライター・永瀬白虎は「どんな質問にも背筋を伸ばし、少し緊張した面持ちで真摯に答えてくれた。だが、言葉足らずになったり、寡黙になったりすることも」とし、“被取材者としては損をするタイプ”であるANRIを慮っていた。

永瀬は今回の降板について16日、こう嘆息している。

「下手でもいい、恥をかくのも経験。ステージで磨かれていくコも多い。それにロック座は懐が深い。どんな過去があるコでも受け入れてきた度量も歴史もある。ここで頑張れなかったら、もう後は無いが……」