エンゼルス・大谷翔平【写真:田口有史】

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MLB公式サイトが開幕前特集、大谷の開幕メジャー入りに熱視線

 投打で思うような結果を残せていないエンゼルス大谷翔平。オープン戦では投打で苦戦し、投手として2登板で0勝1敗、防御率27.00、打者として28打席で2安打1打点9三振3四球、打率.083と厳しい数字となっている。その中で開幕メジャーを疑問視する声が上がっている。

 メジャー開幕が目前に迫っている18日(日本時間19日)、MLB公式サイトが「開幕10日前となる今、どうしてもしておきたい10の質問」の見出しで特集記事を掲載。その筆頭で「ショウヘイ・オオタニはエンゼルスの開幕ロースターに名を連ねるのか?」と投げかけた。

 寸評では「彼が打席で苦しんでいたとしても、投球に関する疑問はゼロに等しかった。投打両面において、この23歳の選手にとって今春は厳しいものとなっている。そして、マイナーで少々(調整のための)時間を与えることが手助けになるのだろうかと、エンゼルスは考える余地がある」と評している。

 一方、特集では過去の例を振り返り、「イチロー・スズキのマリナーズでの初キャンプ終了時点で、彼がメジャーでプレーする準備が万端だと予想したスカウトはこの地球上でほぼ皆無だった」と、現在は米殿堂入りが確実視されている外野手のの渡米1年目を回想。そして、同シーズンにア・リーグMVPと新人王を同時受賞し、懐疑的な見方を覆した例を挙げている。

 大谷に関しても開幕メジャーを疑問視する声が上がり始めている一方、球団首脳からは着実に適応しているとの評価も出ており、米国内でも議論を呼んでいる。

 同特集ではヤンキースのCC・サバシアが昨季のような活躍を残せるのか、カブスの先頭打者は誰になるのか、などの疑問を提起。数々の話題の筆頭に挙げられることからも、二刀流右腕への注目度の高さがうかがえる。(Full-Count編集部)