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 来年1月の新ドラマ『BG〜身辺警護人〜(仮)』(テレビ朝日系)で、木村拓哉(44)がボディーガード役に初挑戦することが発表された。だがこの発表、当初の予定よりも早めて告知されたのではないかと噂されているという。

 同作は、脚本を2005年に木村の主演ドラマ『エンジン』(フジテレビ系)を手掛けた井上由美子氏が担当し、原作なしの完全オリジナル作品。発表された際には、タイトルに“(仮)”が付けられており、ロゴも仮のようだ。

「SMAPの他のメンバー達は、皆それぞれレギュラー番組の継続や、新番組を担当するなど、メディアでその活動ぶりが取り上げられています。そうした状況に比べると、俳優をメインに活動している木村は、ドラマがなければ露出がなく、完全に出遅れてしまっています。そのため主演映画との抱き合わせで情報を解禁することによって、一気に話題を集めようとしたのではと言われているのです」(芸能関係者)

『BG〜身辺警護人〜(仮)』に加えて、嵐の二宮和也(34)との共演で話題を呼んだ映画『検察側の罪人』の公開、さらに過日に自身の主演映画『マスカレード・ホテル』が2019年に映画化されることが発表された。ドラマや映画以外ではあまり表に出ることがない木村が、ここにきて立て続けて主演作品を発表しているのは、ここ最近囁かれる木村の露出減少への対応だと言われても違和感がない。

 しかしそれよりも懸念されているのが、未だに付きまとう木村に対するマイナスイメージである。

■イメージダウンはSMAP騒動だけではない?

「出演作品は決まっていますが、もう一つの大きな収入となるCM出演が未だに増えていないことが話題になっています。昨年に起こった一連のSMAP騒動時から、ジャニーズに残留することを表明し、様々なメディアで解散の原因の一つと報じられた木村は、未だに“悪者扱い”になっているのが現状です。特にスポンサーは、木村を起用することに未だに難色を示すところもあるようで、今後も起用される可能性は低いでしょうね」(前出・芸能関係者)

 さらに関係者によると、木村に対するマイナスイメージは、SMAP騒動によるものだけでもないようだ。

「起用されないもう一つの理由として、今年木村が起こしてしまった車の玉突き事故の影響もあるようです。こちらも未だに引きずっているようで、企業などのスポンサーとしては印象が悪くなっているとか」(同・関係者)

 今後の主演作品でこれまでのマイナスイメージを払拭し、“俳優・木村拓哉”としてのポジションを築くことができるといいのだが。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。