今夏にシャルケに加入したアミーヌ・アリが、今後はモロッコ代表として出場していくこととなった。移籍金800万ユーロで加入した期待の若手FWは、月曜日に両親の出身地であるモロッコを「気持ちの問題」で選択したことを明かしている。

ただこれまでユース代表としては、一貫してフランス代表でプレーしてきた同選手のこの判断は、少しサプライズだとはいえるだろう。2016年にはU19欧州選手権にて優勝をも果たした。

しかしながら今回の決断が、デンベレやムバッペらをはじめとする、豊富な若き才能たちの数による影響からなのかについては特に説明はなされていない。ただアリは「気持ちで決めた」ことを強調。いずれにせよモロッコ代表としては、将来楽しみな選手の加入に、諸手をあげて喜んでいることだろう。

なおブンデスではスピードとドリプルに長けたFWは、ここ3試合でアピールに成功しており、すでに3アシストをマーク。kicker採点平均では2.83と好成績を収めている。


その一方でシャルケでは、月曜日からサシャ・リーターが練習に参加しているところだ。昨季いっぱいで契約が切れたベテランDFは、今春にも1年延長への希望を出していたものの成立することはなく、また今夏にも練習参加を求めていたが、「本人たっての希望でね。だからこれからうちで体調管理を行なっていくことになったよ」とテデスコ監督は説明。

ただ春とは異なり、夏には一気にチーム縮小化をはかったことからも、シャルケとの契約の可能性も考えられるところだが、しかしながら逆にみればシャルケ側は意図的に選手数を削減したこともあり、チームをよくしる頼れるベテランのバックアップは貴重なものだが、しかしながらその可能性は決して高いとはいえないだろう。