「台湾」名義での東京五輪出場を訴える署名活動  台北でも

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(台北 14日 中央社)2020年の東京五輪に台湾からの選手団を「台湾」名義で迎え入れようと日本の親台派団体が8月初旬、東京都内で署名活動を行ったのを受け、台湾本土派の政党、台湾団結聯盟は13日、台北市内でも署名活動を行った。

台湾はこれまで、五輪などの国際大会への出場の際、中華台北(チャイニーズタイペイ)名義での参加を強いられてきた。同党の王銘源・副秘書長によれば、台湾研究フォーラムの永山英樹会長は昨年から日本での署名活動に取り組んでおり、既に約10万人分の署名が集まっているという。

日本での活動を知った同党は永山氏に連絡を取り、台湾での署名集めを開始。「日本人がわれわれのために頑張っているのに、台湾人が何もしないわけにはいかない」と訴えた。

今回の署名活動の責任者である同党青年部の許亜齊主任によれば、今月末、永山氏を招いて合同記者会見を開催する予定。台湾で集められた署名は永山氏に託され、東京都議会に提出されるという。

(葉素萍/編集:楊千慧)