自動車は使い方を間違えれば凶器と化す乗り物であり、それゆえ運転する者は交通法規を遵守することが求められる。だが、中国の路上では交通法規が遵守されているとは言い難く、スピード違反や無理な割り込みなどは日常茶飯事の光景であるため、クラクションの音が絶えず鳴り響いている。(イメージ写真提供:123RF)

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 自動車は使い方を間違えれば凶器と化す乗り物であり、それゆえ運転する者は交通法規を遵守することが求められる。だが、中国の路上では交通法規が遵守されているとは言い難く、スピード違反や無理な割り込みは日常茶飯事の光景であるため、クラクションの音が絶えず鳴り響いている。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、「中国人ドライバーの悪習」について説明する記事を掲載し、中国人が交通法規やマナーを守らずに運転していることを強く批判した。

 記事は、中国で見られる運転にかかわる悪習として「駐車スペースの区画ラインを無視し、ラインをまたいで駐車する」、「高速道路の追い越し車線をゆっくり走るドライバーが多いため、走行車線が追い越し車線となってしまっている」、「勝手気ままに車線変更する」ことなどを挙げた。

 続いて、「車線変更時に方向指示器を点灯しないこと」、「クラクションの乱用」、「センターラインを跨ぎつつ、対向車線にはみ出しながら走行すること」、「無理な割り込み」、「常時ハイビームを使用すること」、「シートベルトを締めないこと」、「路上に自動車を駐車し、降りる際に後方を確認せずにドアを開けること」、「スマートフォンを操作しながら運転すること」なども中国人ドライバーの悪習であると指摘した。

 記事はこれらの悪習のうち、特に常時ハイビームを使用することに対して「我慢ならない」と強い不満を表しており、自分と他人の安全のためにハイビームの正しい使用を心がけるよう提言した。これらの悪習は自分中心の考え方に基づいて自動車を運転していることの表れと言えるだろう。中国では自動車事故と事故による死者数が非常に多いが、このような悪習を根絶しない限り、事故も減ることはないと思われる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)