エレファントカシマシのボーカル、宮本浩次が28日放送のTBS系『Good Time Music』に出演。24歳の頃、失恋のショックを引きずり、元カノに100回以上電話をかけた驚きのエピソードが明かされた。

 今年、バンド結成30周年イヤーに突入したエレファントカシマシ。1997年に15枚目シングル「今宵の月のように」が大ヒットし、人気を博したことなどが紹介され、番組ではボーカル・宮本の個性的な一面に迫った。

 そのなかで、ファンの声として、宮本が彼女にフラれたことでライブの年間本数が3回に激減したことを紹介。宮本は「はい」とその話を認めたうえで、24歳くらいの時、「結構、長く付き合っていた彼女だったから、何もできなくなっちゃって」と失恋のショックを引きずってしまったという。

 ファンからは、宮本がフラれた後、その元カノに3分に1回の頻度で電話を掛けたことも紹介された。宮本は「100回くらいまでは出てくれました」と元カノに電話をかけ続けたという。

 このエピソードにはMCの及川光博やDream Amiは驚きの表情。電話口に出た元カノに対して「優しい」などの声が出演者から飛ぶ中、宮本は「100何回目からは疲れちゃったんでしょうね、向こうもね」と続け、元カノの気持ちを思いやっていた。

 また、宮本は番組のなかで、フジテレビ系で放送されたドラマ『月の輝く夜だから』の主題歌に採用された「今宵の月のように」の誕生秘話にも触れた。

 ライブハウスで歌っている際、そこを訪れていたドラマのプロデューサーから「女性目線の歌を作ってくれないか」とのリクエストが入ったという。

 それを聞いた宮本は「男だし、女性目線って難しいな」と感じたものの、様々な自信のある楽曲を提案。ところが、「それが全部ボツになった」といずれも不採用になったことを明かした。

 宮本はドラマのイメージにそぐわなかったと解釈し、最後の最後にアコースティックギターを借り、「男の歌だけどいいやって持って行ったら、プロデューサーがすごい喜んでくれた。『これだよ』みたいな」と採用が決まったこと紹介。実際に街中で『今宵の月のように』のメロディが流れると純粋に嬉しかったと語っていた。