ミランでベンチを温める本田。ここにきてアメリカ行きの可能性が急浮上した。(C)Getty Images

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 本田圭佑にミラン電撃退団の可能性が急浮上した。現地時間2月24日、イタリアの移籍専門サイト『トゥットメルカートウェブ』が伝えている。

 
 独占情報だという同サイトの記事によると、本田に急接近しているのは以前から興味を示していたMLSのシアトル・サウンダーズ。「本田がシアトル・サウンダーズと近いうちに話をまとめるかもしれない。彼の未来にとって決定的な瞬間」と伝えている。
 
 今シーズンの本田は、右ウイングのレギュラー争いでスソに敗れ、開幕からベンチが定位置。ヴィンチェンツォ・モンテッラ新監督の信頼を掴めずにいる。
 
 冬の移籍市場では中国、MLS、プレミアリーグ(サンダーランド、ワトフォード、サウサンプトンなど)、フェネルバフチェ、アタランタ、ラツィオなどからの関心が取沙汰されるも交渉が具体化することはなく、期限最終日に届いたハルからのオファーは本人が断ったと伝えられた。
 
 そうしてミランに残留したのもかかわらず、チーム内での序列はまったく上がらない。ここまでの合計プレータイムはわずか95分間(セリエA5試合、コッパ・イタリア1試合)。現在は公式戦18試合連続のベンチスタート中で、セリエAでは昨年12月12日のローマ戦(16節)を最後に9試合連続で出番がないという苦境に陥っている。
 
 ヨーロッパの移籍市場は1月31日に閉まったが、今がシーズンオフのMLSは2月14日にマーケットがオープンしたばかりで、5月8日まで開いている。本田はミランと今年6月30日まで契約を結んでいるが、シアトル・サウンダーズは移籍金を払えば獲得できるし、ミランが契約解除に応じれば無償で手に入れることもできる。
 
 同サイトはそのことについて、「給料負担を軽減できる」とミランが契約解除に応じる可能性も伝えた。MLSの2017年シーズンは3月3日に開幕予定で、シアトル・サウンダーズとしてはその前に本田補強を達成したいのかもしれない。
 
 はたして、急転直下のアメリカ行きはあるのか? 注目が集まる。

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