容姿コンプレックスを告白したシュワちゃん
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 元ボディビルダーで俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーが、自らの姿を鏡で見ると「嘔吐する」と Cigar Aficionado 誌のインタビューで語った。

 国際的なボディビル大会「ミスター・オリンピア」で何度も優勝したことのあるシュワちゃんだが、自分自身に対して常に厳しい目を向けてきたことを認め、最高の体型を誇っていたときも今も、自分の容姿に嫌悪感を抱いているのだそう。シュワちゃんは「鏡を見て、嘔吐するんだよ。これまでも自分に厳しかったけど、あの最高の体型を誇っていたときでさえもね」と明かす。

 ボディビル界の最高峰ともされる前述の大会で7回も優勝したことがあるにもかかわらず、自分には何かが欠けていて、なぜチャンピオンになれたのかを疑い続けたそうだ。「ミスター・オリンピアに輝いた後で、鏡を見てこう思うんだ。『なんでこんなクソ野郎が優勝を?』ってね。完璧だなんて思えなかった。常に何か欠けているって」。

 一方で、容姿には満足していないものの、20年前と変わらぬ生活を続けることができているため、もうすぐ70歳を迎えるという気にはなっていないのだとか。「年齢を感じたことはないね。20年前と全く同じことをしているからね」と意気揚々。若かった頃のシュワちゃんは、筋トレのメニューをとてもハードなものにしており、へとへとに疲れるフィットネススケジュールを書くことができる“マスター”なのだと自負していたそう。

 「野郎どもが鉄棒で20回懸垂して、スクワットラックで200キロのバーベルを持ち上げて、ほかの男は142キロぐらいのものをさっと一発で持ち上げていたりするのを見て、その光景はサッカー場で見たどんなものよりもはるかに勝っていた。俺はトレーニングプログラム、食事プログラム、試合プログラムに頼って生きていた。だからプログラムを書くマスターだったんだよ」。

 「(プログラムを)書きとめるやすぐにわかるんだけど、一番やりたくないことは自らをがっかりさせることなんだ。毎日鏡を見なきゃいけないのはわかっている。そして鏡を見ることができなくて、『わかるだろう、お前はみじめな負け犬だ。自分が書きだしたエクササイズも、食事も守ることができないのか』って言い聞かせる。そうなるのが嫌だった」と完璧主義っぷりをうかがわせた。(BANG Media International)