Google フォトで作成される「アシスタント」は簡単に印象に残る楽しいツール
しかし、「単に写真をアルバム化」するだけではない、一歩進んだ使いかたを実践してみるべきだ。
●Google フォトは写真管理のマストサービスだ
写真クラウド・サービスの「Google フォト」は、写真好きにとってもはや無くてはならないツールとなっている。
その理由とは、
・写真を無制限保存
・スマホの場合は、Wi-Fi経由でほうっておくだけで保存してくれる
・フルHDの動画も無制限保存
・自動的に時系列に並べてくれる
・位置情報が付いている場合は、撮影場所を地図に表示してくれる
・選ぶだけでアルバム作成可能
・作ったアルバムは共有できる
と、便利機能が盛りだくさんだ。
写真や動画の無制限保存は、Googleの推奨する「高画質」という設定にする必要があるが、それほど品質が落ちる印象はない。
そのため、「必ず写真や動画のクオリティを下げたくない」という理由以外は、無制限で良さそうだ。
●「アシスタント」が超楽しい
無制限保存、アルバム作成が簡単な「Google フォト」には、さらに「アシスタント」という機能が備わっている。
これは、写真や動画を組み合わせて簡易的にコンテンツを、または手動で作る機能だ。
なにができるかと言うと、
・アルバム … 写真や動画のアルバムが作成でき、Google フォトを使っていない人でも閲覧、ダウンロードできる
・共有アルバム … 友人も投稿できる複数人で管理できるアルバムを作成できる
・ムービー … 複数枚の写真や動画を組み合わせてダイジェストムービーを作成できる
・ストーリー … 写真や動画、移動場所、コメントを組み合わせてストーリーブックを作成できる
・アニメーション … 複数枚の写真を使って簡易アニメ（パラパラアニメ）を作成できる
・コラージュ … 複数枚の写真を1枚の写真に組み合わせる
といった具合だ。当然、すべて無料で利用できる。
しかも、作成したすべてのコンテンツは、ダウンロードや共有が可能なため、例えばムービーを作成してSNSに投稿するなんて使いかたも可能だ。
SNS上では、多くの写真を単に見せられるよりも、ダイジェストムービーのほうが印象に残るうえ、喜ばれるかもしれない。
さらに、Google フォトではこれらコンテンツを自動で作成する機能も備わっている。
例えば旅行や観光に行った後、
そのまま放置していても、自動的にムービーやストーリーができ上がっているということだ。
これ以上、楽なコンテンツ作成は無いだろう。なぜならば、ユーザーは何もしないでいいのだから。
本を読むかのように閲覧できる「ストーリー」
●自分で作るのはスマホやタブレットから
こんな便利な「アシスタント」機能にも弱点がある。
それは、パソコンから作成できないことだ。
作成するには、スマホやタブレット（Android、iPad）が必要となる。
「Google フォトアプリ」を開き、
「≡（メニュー）」→「アシスタント」→「＋」→「新規作成」
の順番で作成できる。
あとは、作りたいコンテンツを選択して、取り入れる写真や動画を選択するのみだ。
作ったのち、「これでいいかな」と思ったら保存することで、Google フォト上に保存される。
Google フォトはクラウド・サービスのため、
・パソコン
・タブレット
・スマホ
とあらゆるモデルから閲覧できるようになるほか、ダウンロードも可能だ。
これからは、単にアルバム作成するよりも、一歩進んだ「アシスタント」を使ってみて楽しい共有をしてみよう。
・Google フォト
布施 繁樹
