渋谷ハチ公前広場イルミネーション点灯式に出席した野宮真貴(撮影・小池直也)

 ミュージシャンの野宮真貴が1日、東京・渋谷駅ハチ公前広場の特設ステージで行われた『渋谷サンタフェスティバル「渋谷ハチ公前広場イルミネーション」』点灯式に出席した。

 少しずつ冬の空気になってきたこの日、渋谷系音楽をけん引したピチカートファイヴの元ヴォーカル、野宮が参加するとあって、沢山の人が集まっていた。

 BGMとして、鈴木雅之の「渋谷で5時」が流れていたが、それに合わせた様に午後5時になってゴージャスな白いコートとユニークな電飾が施されたヘアスタイルの野宮が登場。早速「もう点灯しちゃいました」と自分の髪型を指した冗談で場を和ませた。

 渋谷が自分のホームタウンと自称する野宮。毎日午後7時のライトアップとともに、野宮の代表曲「東京は夜の七時」が流れる事を受けて「とっても光栄に思っております」とコメント。夜の7時は彼女にとって特別な時間のようで、毎日7時にSNSに写真を投稿していることも明かした。

 世界一の待ち合わせスポットだという渋谷ハチ公前広場。野宮は実と口を開き「東京は夜の七時」も待ち合わせの曲であると打ち明けると「これから恋人に会いに行く、素敵なことが起きるという予感を歌った曲です」と解説した。

 そんな野宮自身のクリスマスは家族で過ごすことが多いという。去年も渋谷でイタリアンを食べてからお気に入りのバーに行ったりして過ごしたそうだ。

 最後に今日のメインイベントであるイルミネーションの点灯式が行われた。カウントダウンの後に夜の渋谷に映える3万3千のLEDが灯る。その中で流れるジャジーな4ビートにアレンジされた「東京は夜の七時」。野宮もこの様子に「綺麗ですねえ」とうっとりした様子。

 今まさに90年代ブームに乗って再評価が高まる「渋谷系」音楽。時流と相まって、新たな息が吹き込まれたこの楽曲がこの冬の渋谷を盛り上げることだろう。渋谷ハチ公前広場のイルミネーションは25日までの期間中、渋谷の夜を彩る予定。(取材・小池直也)