遠藤航 (撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)

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5月に行われた国内組合宿のメンバー発表の際、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が毒づいたポジションがある。
「(右SBで)酒井高徳以上の選手が国内組でいれば明日にでも招集したい」

本命、内田篤人が負傷している現在、右SBはなかなか固定されていないポジションだ。丹羽大輝などのCBがコンバートされ試される中で、今回の東アジアカップでは五輪代表でボランチを務める遠藤航が配置された。

遠藤にとっては初めてのポジション。ところが、初出場した北朝鮮戦では立ち上がりの3分、見事なクロスから先制点をアシストした。その功績の覚えもめでたく、韓国戦でも再び先発し、フル出場している。

対峙したのはキム・ミヌ。鳥栖でプレーしていて日本人選手の特徴を知り尽くしている。サイドに張るだけではなく、カットインしてシュートを打つ。だが遠藤は、試合立ち上がりこそ活躍を許したが、次第にキム・ミヌの動きを食い止めていった。

「けっこう韓国のSBが高い位置に来ていたし、キム・ミヌ選手が中に入ってきたりして、ちょっと難しいところがありました。基本的には永井くんがと話をして、そこは2対2でしっかり守りました。後半は『中はあまり気にしないで、しっかりサイドで起点を作らせない』『球際のところに行け』という指示が監督からあったので、そういうところを意識してプレーしました。全体的には守備のバランスは悪くなかったと思います」

そしてハリルホジッチ監督が喜びそうな球際の強さを見せていた。

「球際は自分で意識していて、そこで負けないことは自分の良さでもあります。北朝鮮戦よりは五分五分の戦いだったと思いますし、そこまで自由にやらせなかったところは(今後も)続けていければいいなと思います」

そして斜めのクサビのパスを入れることで興梠慎三のプレーも引き出した。

「興梠くんがああいうボールを狙っているという話を試合前からしていたので、僕もそこを通せればいいと思っていました。もう少し回数を増やせればよかったと思います。後半は相手も間延びしたところがあったので、出しやすかったと思います」

まだ右SBは2試合目だが、遠藤本人も手応えを感じているようだった。そしてもしかすると監督も気に入ったかもしれない。気に入ると守備ラインをなかなか変更しない監督が、第3戦目の中国戦で誰を起用するか、注目すべき点である。

【日本蹴球合同会社/森雅史】

▼ ヴァイッド・ハリルホジッチ監督、宇佐美貴史

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)


▼ ヴァイッド・ハリルホジッチ監督

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)


▼ 遠藤航

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)


▼ 遠藤航

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)


▼ 永井謙佑

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)


▼ 興梠慎三

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)


▼ 山口蛍

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)


▼ 山口蛍

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)


▼ 柴崎岳

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)


▼ 柴崎岳、藤田直之

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)


▼ 西川周作

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)