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メドピアはこのほど、同社が運営する医師専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」に参加する7万人の医師ネットワークを対象に特別に実施した「医師の声」アンケート結果を明らかにした。

同調査は4月24日〜5月1日にかけて実施し、1,643名の有効回答を集めた。まず「梅雨の時期に気をつけた方がいい病気」について尋ねたところ、52.5%が「食中毒」と回答した。2位は「うつ病」(9.7%)、3位は「気管支喘息」(7.6%)となっている。

1位となった「食中毒」について医師からは、「睡眠不足や過労で疲れている人だと少しの菌でも症状が重くなりやすい(40代、一般内科)」「食材や総菜の買い置きをよくする方は注意(50代、循環器外科)」「手洗い、消毒の徹底のほかに、加熱が無効な原因菌がいることも再認識する(30代、麻酔科)」などの注意点が挙げられた。

「はじめて行く病院。ホームページのどこを見れば良い病院だとわかる? 」という問いに対して、最も多くの回答を集めたのは「症例数(診療実績)」(22.8%)だった。「病院の規模や医師数も大事だが、実際どれだけ診療しているかは大事な要素(30代、呼吸器内科)」といった理由が医師から寄せられている。

健康診断で見つかりにくい危険な病気について尋ねたところ、「進行するまで症状が無く、一般の健康診断でも早期がんは見つからない(30代、救急医療科)」といった理由で、1位は「すい臓がん」(59.3%)だった。2位は「精神疾患(うつ病など)」(7.9%)、3位は「脳動脈りゅう(くも膜下出血)」(7.4%)となっている。

すい臓がんに気づくための対策や予防策について聞くと、「健診の項目以外で腹部エコーやCTを追加で検査する(50代、腎臓内科・透析)」、「飲酒、肥満による糖尿病を避ける、禁煙。(60代、一般内科)」「背部中央の違和感が続くようなら、CA19-9を含めて検査する(50代、一般内科)」などが挙げられた。

(フォルサ)