インテルのエリック・トヒル会長とロベルト・マンチーニ監督が17日、ミラノ中心部のホテルで会議をした。1時間にわたり、総括や今後への話し合いを行っている。

インテルは16日のユヴェントス戦で敗れ、最低目標としていたヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得から遠ざかった。トヒル会長とマンチーニ監督はそれぞれ落胆しているが、インテルのプロジェクトは前進する。むしろ、そこがスタートだ。

マンチーニ監督は会議後、「いつもと同じですべてOKだよ。ヤヤ・トゥーレ? 様子を見よう」と語った。目新しいことではない。まだどうなるか分からないビジネスだけに、多くを語らない方がいいだろう。マンチェスター・シティに所属するトゥーレは、インテルの大きな目標だ。だが、一般的な金額で実現できることではない。

だが、高いレベルにないと示したチームを強化するために、指揮官がクラブからの大変な努力を期待するのは当然のことだ。ターゲットは、ここ数日で話題となっていた選手たちだ。

パウロ・ディバラを失ったことで(同選手はユヴェントスへ)、前線強化のプランBとなるのが、リヨンのナビル・フェキルだ。だが、インテルは補強だけでなく、放出も考えなければいけない。ビッグネームでは、サミル・ハンダノビッチやマテオ・コバチッチだ。

少なくとも公の場で、マンチーニ監督は常にコバチッチの放出に反対してきた。だが、トヒル会長との会談では、話が変わっているかもしれない。