「10」の夢を実現するには「10」の苦労を背負う。「2」の夢なら「2」の苦労。「ゼロ」の夢なら「ゼロ」の苦労。それが苦と楽の対称性である。苦と楽の差は体験の厚みであり、人間の厚みをつくっていく。強烈な個性を発し続けるミュージシャン、矢沢永吉さんが糸井重里さんとの対談で次のように語っていた。矢沢:いいことも、わるいことも、あるよ。昔、僕が言ったこと、覚えてる?「プラスの2を狙ったら、マイナスの2