毎年5月、フランス南部のリゾート都市カンヌで開かれる『カンヌ国際映画祭』は、ベルリン、ヴェネツィアと併せ、世界三大映画祭の一つとして世界中から注目を集める一大イベント。65回目を迎える今回、日本人監督として唯一、招待(ある視点部門)されたのは『11・25自決の日三島由紀夫と若者たち』(6月2日全国公開)で作家・三島由紀夫を描いた若松孝二監督だ。三島が割腹自殺してから42年がたった今、海外の映画ファンはこの