仕事柄、様々な業種の方とお話する機会がある。しかし、いわゆる“暴力団”の組員と接触したことは今まで無かった。恐らく、この先も無いと思う。ところで、大阪でこんな活動をしている人がいるらしい。病気や事故などで身体の一部を失われた方のため、人工ボディを作る「工房アルテ」。同社に勤務する技師・福島有佳子さんによる、ある画期的な試みである。実は彼女、暴力団を脱退し社会復帰を目指す元組員に“義指”を作り、彼ら