生態系の頂点に立つ勇壮な猛禽類が、絶滅の危機に瀕している。しかも、人間が関わる交通事故や鉛中毒によってーー。『僕は猛禽類のお医者さん』(齊藤慶輔/KADOKAWA)には、オオワシ、オジロワシ、シマフクロウの救護に奮闘する野生動物医の活動が記されている。Amazonで『僕は猛禽類のお医者さん』を見る著者の齊藤慶輔氏は野生動物専門の獣医師で、環境省の「釧路湿原野生生物保護センター」を拠点とする「猛禽類医学研究所