金融庁に出向中の裁判官が、職務を通じて知った株式公開買い付け(TOB)などの企業情報を基に株取引を行った疑いがあるとして、証券取引等監視委員会から金融商品取引法違反(インサイダー取引)容疑で強制調査を受けていたことがわかった。監視委は、東京地検特捜部への告発も視野に調査を進めている。関係者によると、調査を受けたのは、裁判所から金融庁に出向中の30歳代の男性裁判官。同庁で、TOBを予定する企業か