高校の必須科目になった「公共」で、高校生はどんなことを学んでいるのか。東京学芸大学の渡部竜也准教授は「小中学校の社会科では、『政府は決して間違っていない』という姿勢で授業が行われている。しかし、『公共』という新科目が設けられたことで、学校教育で現在の制度課題や制度のあるべき姿についての議論が一部では始まっている」という――。※本稿は、渡部竜也『大学の先生と学ぶ はじめての公共』(KADOKAWA)の一部を