韓国の首都ソウルから、北朝鮮の開城(ケソン)までは直線距離で60キロに満たない。鉄道でも73キロ、最速で1時間20分の距離にあった。日本に例えると東京から小田原、大阪から加古川ほどの距離だ。言葉もソウルと同じ京畿道(キョンギド)方言に属しており、平壌の言葉よりは柔らかいとされている。韓国を敵視してきた北朝鮮だけに、かつては「控えるべき」とされていた開城の方言だが、同国内でも韓流が密かなブームとなっている