北朝鮮の首都・平壌で起きた子どもの誘拐事件を巡り、平壌市民と地方出身者の間で対立が深まっている。事件の捜査が、平壌市民の地方住民に対する差別意識を煽る形で行われているのだ。事件が起きたのは先月16日のことだ。現地のデイリーNK内部情報筋によると、平壌市内の平川(ピョンチョン)区域の鳳南(ポンナム)幼稚園に通う5歳の男児が、忽然と姿を消した。母親は帰宅した子どもに「お外に行ってはいけません、ずっとおうち