女子ワールドカップ決勝トーナメントで、なでしこジャパンに前回大会のラウンド16を超える勝利を呼び込んだのは"セカンドボール"の回収だった。ノルウェー戦でケアすべき最大のポイントは、彼女たちの高さ。前線は170cm以上の長身揃いで、日本が高さで競り勝つことは難しい。相手を揺さぶり、セカンドボールをどこに落とすのかを見極め、それを拾い、攻撃に転じるーーそれが日本の狙いだった。アイコンタクトひとつで連係を取る