10日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発した。低調と受け止められた前日の10年債入札を受けた売りが一巡し、買い戻しが入った。もっとも4月の米消費者物価指数(CPI)の公表を前に様子見ムードは強く、方向感を欠く展開だった。 前日の米国市場で長期債相場が下落(金利は上昇)したが、円債相場への売り圧力は限られた。国内生損保などが外債から円債に運用資金をシフトさせる姿勢を示していたこともあ