「再審」(裁判のやり直し)をテーマにした日弁連主催のシンポジウムが4月7日、東京都内で開かれた。再審では、裁判所に提出されなかった証拠が、無罪の決め手になることがある。しかし、現行法では検察が提出しなかった証拠について、開示義務はない。再審問題に取り組む鴨志田祐美弁護士は「きちんと立法化するのが喫緊の課題だ」と述べた。●検察官の任意や裁判所の裁量頼み生まれる「再審格差」鴨志田弁護士によると、検察は