野村不動産の過労死問題が物議を醸している。この事件は昨年12月26日付で、2016年に自殺した50代の男性社員の労災が認定されたというもの。東京労働局は同日、全社的に裁量労働制を違法適用していたとして、同社に「特別指導」したことを公表したが、過労死の事実は伏せていた。過労死を明らかにしたのは、朝日新聞のスクープだ(3月4日朝刊)。異例の社名公表を受け、過労死があったと仮定して取材を進めていたという。朝日の報道