ドキュメンタリー界のレジェンド・原一男監督の最新作『ニッポン国VS泉南石綿村』が3月10日から公開される。題材は裁判。大阪・泉南市の元工場労働者らが国の責任を認めさせた「泉南アスベスト訴訟」に密着している。8年以上にも及ぶ撮影期間中に亡くなった原告は21人。裁判が進まないことへの怒り、対話を避ける国への怒り。映画では、さまざまな「怒り」のシーンが描かれる。中には原告団に対する原監督自身の怒りも。なぜ怒るの