大手ゼネコンの大成建設は3月2日、「当社顧問の逮捕について」というタイトルの文書を発表した。リニア中央新幹線の建設工事をめぐる談合事件で、東京地検特捜部が大成建設の顧問(元常務)を独占禁止法違反の疑いで逮捕したことを受けて出したものだ。捜査は2017年冬から本格化し、大成建設関係者は他のゼネコン(鹿島、清水建設、大林組)関係者と同様に任意捜査に応じてきた。さらに東京・新宿にある大成建設本社の家宅捜索も複