かるかん(Σ64さん撮影、Wikimedia Commonsより) 鹿児島県の銘菓「かるかん」をご存じだろうか。自然薯をたっぷり使い、蒸し上げた和菓子である。今から300年ほど前、元禄時代、島津家の第二十代、島津綱貴の50歳の祝いの席に用いられたという記録も残されているが、島津家の婚礼・年始・賀儀などのハレの日に登場した格式高いお菓子だ。「軽い羹(羊羹)」という意味から「かるかん」と呼ばれるようになったとも伝えられている。
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