[2.6 ベルギーリーグ第25節 スタンダール・リエージュ3-0ペルウェルス]

 ベルギーリーグは6日、第25節の1試合を行った。GK川島永嗣とFW小野裕二の所属するスタンダール・リエージュはホームでペルウェルスと対戦し、3-0で勝利した。川島はアジア杯に出場した日本代表から復帰後初のベンチ入りも出場機会を得られず、同じくベンチスタートとなった小野は8試合ぶりの出番なしに終わった。

 スタンダールは今月2日、2011-12シーズンに監督を務めたホセ・リガ新監督の復帰を発表。スタンダールは昨年10月20日に成績不振により、ガイ・ルゾン前監督を解任して以降、アシスタントコーチを務めていたイバン・ブコマノビッチ氏が指揮を執っていた。また、昨シーズンまで在籍していたFWイモー・エゼキエルも期限付き移籍でスタンダールに復帰した。

 一方で、今冬、MFポール・ジョゼ・ムポク(→アル・アラビ)、DFローラン・シマン(→モントリオール・インパクト)といった主力メンバーが移籍したスタンダール。開始から積極的に仕掛けると前半10分、自陣からのフィードに抜け出したMFカルセラ・ゴンサレスがカバーに戻った相手DFをかわして左足シュート。これがゴール右隅に突き刺さり、先制に成功した。

 さらにスタンダールは前半21分、左サイドのスローインからMFジュリアン・デ・サールの浮き球パスをPA左で受けたエゼキエルが相手2人をかわして右足シュート。相手GKの股下を抜けてゴールネットを揺らし、2-0とすると26分にはショートコーナーからMFムヤンギ・ビアの右クロスをFWイゴール・デ・カマルゴがヘディングシュートを叩き込み、3-0と一気にリードを広げた。

 その後は相手の反撃を受け、攻め込まれる時間が続いた。後半は前半と打って変わってチャンスらしいチャンスを作れず、選手を入れ替えてリズムを変えようとしたが追加点は奪えなかった。それでも川島から正守護神の座を奪ったGKテュラム・ユリアンを中心に相手の反撃をゼロに抑えたスタンダールが3-0で完封勝利。3連勝を飾り、6試合負けなし(5勝1分)とした。