世界のフライトアテンダントが行う、ちょっと変わった訓練内容「ソムリエ訓練」「武道の黒帯取得」
憧れる人が多い職業の一つ、フライトアテンダントは、一見すると華やかな世界に見えますが、晴れて職についた後には想像を超える厳しい訓練が待ち受けていることも。
そこで、今回は世界のフライトアテンダントが実際に行っているちょっと変わった訓練内容を紹介します。
1、TAM航空 ジャングルでサバイバル訓練
ブラジルの航空会社、TAM航空は「アマゾンのジャングルでサバイバル訓練」があります。フライトアテンダントは、アマゾンの中で火を起こす方法や、墜落した機体の残骸を用いて避難用のシェルターを作る方法などを学びます。
国土の60%がジャングルであるブラジルならではの訓練ですね。
2、デルタ航空 ワインのソムリエ訓練
アメリカのデルタ航空は、ワインにとても力を入れており「スカイソムリエプログラム」を実施。フライトアテンダントはデルタ航空のマスターソムリエからワインと食事のマッチング方法や、ワインの注ぎ方、ワインの味や歴史について徹底的に学びます。
ソムリエプログラムに合格したフライトアテンダントは、胸元にシルバーワインボトルの形をしたピンを付けているのですぐにわかるはず。
3、ヴァージンオーストラリア航空 シェフからの料理訓練
ヴァージンオーストラリア航空のビジネスクラスを担当するフライトアテンダントは、セレブリティシェフであるルーク・マンガン氏から料理方法や盛り付け方法を学びます。機内食のメニューは年間50回以上変わるなど、料理へのこだわりが強い航空会社ならではの訓練です。
4、シンガポール航空 武道の黒帯取得
綺麗なフライトアテンダントが揃うシンガポール航空では、意外にも武道の訓練に力を入れています。フライトアテンダントはテコンドーなど数々の競技で黒帯を取ることを推奨されています。他にもREACTと呼ばれるプログラムがあり、乱暴な振る舞いをする乗客や、中毒症状のある乗客への対処法を学ぶそうです。
5、ヴァージンアトランティック航空 モデル並みの見出しなみ訓練
フライトアテンダントはRunwayと呼ばれる航空会社独自のマニュアルが配られ、全員が“ヴァージンルック”と呼ばれる身だしなみの基準をクリアするように徹底したこだわりぶり。例えば、「もし靴が臭ったら、靴にオレンジの皮を入れて一晩置くと、朝にはフレッシュな香りになっている」「ハンドバッグに付いたペンの跡はヘアスプレーで落とす」「イギリスの伝統作法に則り、ベストやコートの一番下のボタンは開けておくこと」などが書かれています。
参考サイト:
Insane ways flight attendants train
http://www.news.com.au/travel/travel-ideas/insane-ways-flight-attendants-train/story-fnjpja3r-1227180495030