ももクロとKISSのコラボがネット上で賛否両論 「金目当て」「したたかな戦略」

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アメリカの大物ロックバンド、キッス(KISS)が、来年2月の来日公演と、ももいろクローバーZとコラボレーションシングルを来年2015年1月28日に発表することを世界同時発表した。

シングル表題曲(タイトル未定)はキッスが作曲と演奏、ももいろクローバーZが歌唱をそれぞれ担当するというこの企画。「ももいろクローバーZ vs KISS」というダブルネーム名義で「ももクロ盤」と「KISS盤」の2形態を用意するというから驚きだ。
さらには40周年記念のワールドツアー・ファイナルとなる東京ドーム公演に、ももクロが参加することも決定した。

キッス側がももクロに強い関心を持ったことで実現したというこのコラボ。日本でも絶大な人気を誇るキッスだが意外にも日本人アーティストのコラボレーションは今回が初となるが、当然ながらネット上でもこのコラボ賛否両論あるようだ。

KISSがももクロとコラボとか世も末」「KISSも来日!東京ドーム?でも、ももクロはいらないなぁ」「ドームで(KISSの)人集まるのかなとは思ったけどまさかのももクロ」など、やはりKISSのファンでも複雑な心境のツイートが数多く寄せられているのは、ある程度予想通り。また「KISSのドーム公演は結構動員的に厳しいから、ももクロを担ぎ出す戦略をとったのでは?」との意見も。
その他にもワールド・ツアーのファイナルに日本のアイドルがオープニングアクトでファンが大挙押し寄せるのを危惧する声は当然想像できることとの意見も多い。

その一方で、生粋のエンターテイナーであるKISSのこと、これ位のことには驚かないというか「金のためなら何でもやるんじゃないか?」「ジーンシモンズが金勘定してる姿が目に浮かぶ」
という意見もチラホラ。さらに、コンビニ、サークルKとの肉まん、キティーちゃんとのコラボなど「KISSは過去に日本でヘンなコラボは沢山やってるじゃないか」との突っ込みも...

その一方で、ももクロとKISS双方のビジネス手腕や、シビアさでは音楽業界随一と言われるジーン・シモンズが易々とコラボを受け入れることはないので「ももクロは本物だろ」という指摘もある。確かに金に煩いジーン・シモンズですが真のプロフェッショナルとして知られる男。40年に渡り「KISS」というブランドに拘りを持ってやって来た、彼らが安易なことはしないというのも紛れも無い事実なのだ。

さらに氣志團の綾小路 翔さんも、KISSファンの目線から、彼女たちKISS自体は深く理解してなさそうだけど「まさに極東のドリームガールズ!世界征服が見えてきたぜ!」とエールを送っている。



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