思い当たるご夫婦はいないだろうか?

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「食卓に会話のない夫婦、大募集」。
ずいぶんとストレートな、こんな告知を見つけたのだが、思い当たる人、けっこういるのかも? この募集告知を掲げていたのは『コムギケーション倶楽部』の公式サイト。

そもそも『コムギケーション倶楽部』って……? 調べてみると、パン、うどん、ピザ、ラーメン、パスタなど、いわゆる小麦食を通じて、日本の食卓に笑顔を届けるプロジェクトのよう。2011年の発足以来、小麦に関する情報を収集し、公式サイトなどを通じて発信したり、日本全国で小麦料理の味くらべするイベントを企画したりと、国産小麦の需要拡大に向けたプロジェクトを行っているという。

そういえば、“粉もの”好きの知人たちが、定期的に集まって食事会をしていたのを思い出した。小麦好きは多いと思うので、イベントなどかなり盛り上がりそうな気がする。

ところで、その『コムギケーション倶楽部』が、3万人・10万食を対象に「食生活の実態と意識調査」を実施したところ、日本で高齢化が進み、ひとり暮らしや2人暮らしの世帯が増えてきたことが、食卓にも影響を与えていることがわかったのだという。その影響というのが、まさに「食卓に会話のない夫婦が増えている」ということ!

そこで『コムギケーション倶楽部』では「コムギで夫婦円満の食卓プロジェクト」なるものを始動。まず第一弾として、10月5日(日)に「夫婦の仲をまるくする!? たこ焼き座談会」を開催することに。“食卓に会話のない夫婦”を大募集しているのはそのためだった。

一体どんなイベントになるのだろう。『コムギケーション倶楽部』に詳細について問い合わせてみた。

――「夫婦の仲をまるくする!? たこ焼き座談会」では、どんなことをするんですか?
コナモン協会の熊谷真菜会長をMCに迎え、たこ焼きのレクチャーを受けながら、参加者のご夫婦の食実態などを参加者同士で話していただきます。その後、参加者のご夫婦より、「我が家の食実態」をフリップに書き、発表してもらうような流れを今のところ想定しています。「子育てが終わったら夫婦2人のために料理するのが面倒になった」「妻は休日、家にいないことが多く、一緒の食卓につかなくなった」など、ざっくばらんにお話いただけたらと思っています。

――数ある小麦食の中で、たこ焼きにしたのは?
「夫婦の仲をまるくする」という部分に引っかけて、その形状からたこ焼きをセレクトしました。時間と手間ヒマをかけることで丸くなるたこ焼きは、実は夫婦の仲と似ているのではないでしょうか。

――応募条件はありますか?
普段の食卓に会話がないと感じている、どちらかが50歳以上のご夫婦を募集しています。人数は12組24名で、もし応募者多数の場合は、ご応募時にお送りいただいたエピソードをもとに選考させていただきます。参加者にはご夫婦1組につき3万円相当の商品券を進呈します。

――自分からは応募しにくい人もいるのでは、と思うのですが、他薦もありですか?
応募は他薦でも構いません。ただし、ご夫婦本人たちが了解していることが前提となります。

この座談会に参加すれば、そこで初めて会う他の夫婦の話も参考になりそうだし、たこ焼きをつつきながら、ということで、カジュアルに楽しめそう。どちらかが50歳以上の夫婦が条件ということなので、子どもが両親のために応募するのもいいかも? 応募の締切は、9月10(水)必着とのこと。インターネットの応募フォームか、はがきでも応募できるので、気になる方はチェックしてみてはいかがだろうか?
(田辺 香)