10日(日本時間)、ブラジルW杯を前に行われた韓国代表とガーナ代表の国際親善試合で、韓国の奇誠庸(キ・ソンヨン)にタックルされたガーナのアブドゥル・マジード・ワリスがW杯を欠場する可能性が出てきた。複数の韓国メディアが報じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 10日(日本時間)、ブラジルW杯を前に行われた韓国代表とガーナ代表の国際親善試合で、韓国の奇誠庸(キ・ソンヨン)にタックルされたガーナのアブドゥル・マジード・ワリスがW杯を欠場する可能性が出てきた。複数の韓国メディアが報じた。

 ワリスは前半6分、キ・ソンヨンのタックルを受けて負傷し、ジョルダン・アイェウと交代した。

 検査の結果、ワリスは左側の大腿四頭筋が肉離れを起こしていることが判明。ガーナサッカー協会は、ワリスを16日の1次リーグG組初戦の米国戦を欠場させ、その後の試合も出場させるか分からないと伝えた。

 ガーナの主治医は「ワリスは1日も早く試合に出られるよう状態の回復を望んでいるが、最後まで彼の状態を注意深く管理し、見守る必要がある。代表メンバー変更登録ができる期間は15日まである」と話し、ワリスを外す可能性があることを示唆した。

 キ・ソンヨンのタックルについては、韓国国内でも批判の声が上がっている。韓国メディアは「無謀なタックル」だとし、「ワリスが負傷により試合に臨めない場合、キ・ソンヨンの無謀なタックルに対する世論の批判は簡単には収まらないだろう」と伝えた。

 また、同試合ではワリスの代わりに投入されたジョルダン・アイェウは、出場から6分後に先制点を奪い、その後も2得点を挙げてハットトリックを決めている。

 韓国としてはW杯前最後の試合で大敗し、不安の残る結果に終わったことから、メディアは「洪明甫(ホン・ミョンボ)監督はインタビューで失望するのは早いと話しているが、国内ファンをはじめ、海外ファンまで『韓国はW杯を準備しているのか、最悪な状態だ』と批判している」などと自国代表のふがいなさを伝えた。(編集担当:新川悠)(イメージ写真提供:123RF)