目指せ、美文字!

写真拡大 (全2枚)

どうですか皆さん、順調に字が汚くなっていませんか? 私は、すこぶる! もう、ペンを持った時の感覚からしてピンと来ません。字を書き込むと、明らかに体が覚えてないし。慣れてない。利き腕で書いてる気がしない。それで、後で見たら読めない。われながら、良いところが一つもない……。

そんな私に朗報! ナカバヤシ株式会社から『文字力アップノート』という商品が発売されています。何よりネーミングがいいね。甘美な気持ちになっちゃう。
「デジタル機器が普及する一方で、手書きの良さが再認識されており、その影響で『美しい文字を書きたい』という方が増えています。ノートや手帳や日記、アルバムといったアイテムを数多く扱う当社としては、“美しい文字を書く”ことを意識する方々へ向け、このノートの開発に着手しました」(担当者)

ところで、何がどうなって「美文字」に導いてくれるのだろう?
「文字がバランスよく、きれいに見えるための『スロープライン』という罫線を施しています」(担当者)
では、この「スロープライン」の説明を。以下の3つの特長があるようです。
(1)漢字に多く見られる横棒を右上がりに書きやすい「右上がりガイド」
(2)“点”や“払い”、“ハネ”などを意識し、文字の全体的なバランスを取る「平行線」
(3)文章を整って見せるために、文字を等間隔に書く目安となる「縦罫線」

「また『スロープライン』の特長を生かすため、2つの仕掛けを施してあります」(担当者)
・文字のトメやハネを意識して書けるように広めの行間を設定(一般的にはA罫7mm、B罫6mmで設定されていることが多い)
・ノート表紙と裏表紙の裏側に、文字をきれいに書くためのポイントをまとめたコラムを掲載

私も実際に取り寄せました。本当に字が美しくなるのか、試してみたい! さてノートを開くと、そこには字を書く際の注意点が記されています。姿勢、机との距離、ペンの持ち方、文字がきれいに見えるポイント、などが。これが本当に参考になるんですよ。「ペンが第二〜第三関節につく」「字の重心をそろえる」など、意識したことのなかったアドバイスも多くて。

では、それらを頭に入れつつ、書きますよー! ……あぁ、なるほど。確かに導いてくれます! まず、枠があるのがうれしい。これを頼りにすれば字同士が等間隔となり、整って見えるように。そして「スロープライン」が重心にすべきポジションを指示してくれ、「はね」「払い」の正しい位置が明確に。また枠内には右上がりに引かれたラインが微かに記されており、これに導かれ字の横棒が右上がり気味になります。大人の字みたいになる!

そんなこのノート、元は20代〜30代の女性をターゲットに開発された商品でした。
「しかし意外にも10代の学生、そしてその保護者の方からの反響も非常に多くいただいております」(担当者)

現在、『文字力アップノート』は全国の文具店やオンラインショップで購入できます。価格は157円(税込)。表紙色は、ピンク、オレンジ、グリーン、ブルー、ホワイトと5色がそろっているので、科目別・プロジェクト別に分けるのも良さそう。

これを日常的に使っていれば、いつの間にか「美文字」のクセが付き、いつしかガチで美文字を書ける自分になっている!! いや、なっていてほしい! え〜と、なっていたらいいなぁ……。
(寺西ジャジューカ)