鼻水を止めるのもサラリーマンの仕事!

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フリーとして活動している私ですが、よく人に言われます。「会社員に向いてなさそうですよね」と。これ、正直、悪い気がしない。「枠に収まらない人」と思われてそうで。実際、収まらないと思うし。
……なんて言って悦に入ってたら、知り合いの会社員ご本人にお叱りを受けました。「枠に収まらない自分がいても、組織の中で折り合いをつけるのが俺らなんだよ!」と。
いや、本当に頭が下がる。確かに、何も知らずに好き勝手言ってたかも。そう考えると、会社員のはまるで哀歌のようだな……。

そんなサラリーマンの悲哀を題材にした作品『リーマン・コンプレックス』をご存じでしょうか? これは、第一三共ヘルスケアが提供する、隔月更新の読み物コンテンツ。その名の通り、リーマンの日常を“あるある”と共に描く内容となっております。
舞台となるのは、「健康優良商事」なる会社。では、主な登場人物を以下にご紹介したいと思います。

田中・J・ヨウヘイ
全社員が健康に関するコンプレックスを抱える中、「なんとかは風邪を引かない」の法則に則り、一人だけやたらと健康な体を誇っている。30歳とそこそこいい年齢になっているが、仕事は空回り気味。

代表取締役社長
上品で紳士的な立ち振る舞い。普段はまったく仕事をしないが、気分次第で現れては、セルフメディケーションの博識を披露する。推定年齢40代。

乙女峠モトコ
社の事務を一手に引き受けるやり手女子。その視線はどこまでも鋭く、冷たい。男子社員に容赦のないツッコミを浴びせることを趣味とする。推定年齢2(以下略)。

彼ら彼女らのパーソナリティだけで“あるある”だが、一方で、さすがは第一三共ヘルスケア提供! 「一人だけやたらと健康な体」とか「セルフメディケーションの博識を披露」とか、何気にストーリーと“健康”の親和性は高いのです。
何しろ「健康優良商事」の事業概要は「みんなを健康優良児に、そして世の中を健康優良地に」だそう。ちなみに、同社のモットーは「あなたの心のネクタイをゆるめる」。

では、そのストーリー内容について追っていきましょうか。例えば、Vol.20のテーマ「鼻炎」では、鼻炎の原因となる「アレルゲン」について紹介しています。「鼻水が書類についちゃって、契約失敗……」といったやらかしは、サラリーマンにとってご法度だからな……。
というわけで読者(リーマン)に向けて、こんな3択問題が出題されていました。

Q.鼻炎の原因となる、花粉やハウスダストといった「アレルゲン」。これら原因物質を、吸い込まないためにまずしたいことは何か。次の3つから選んでくれ!
(1)何はなくともマスク (2)何はなくとも鼻をかむ (3)何となく鼻つまみ者になる

3択というか、完全に2択なんですが……。兎にも角にも、正しい対策法を知りたくないですか? これ、私も毎年困ってますもん! というわけで、正解は『リーマン・コンプレックス』のサイトでご確認ください。

そんな『リーマン・コンプレックス』は3月より大幅リニューアルを敢行し、なんとFacebookページも開設。
「はじめまして。花野瑞雄と言います(ズルッ)。田中君とは同期で、課は違えど仲良くしています(ズズーッ)。この前彼が『時代はフェイスブックだ!』なんて言ってたので遊びに来てみました(ズルッ)。……さっきからスミマセン、鼻炎でして……ハ、ハックショーン! 失礼(ズビ)」
どうやら、新キャラも登場しているようだ。使えなさそう……。

また、現在Facebookページでは、3月26日締め切りのプレゼントキャンペーンを実施中。話題のふとんクリーナー(鼻炎の原因となるダストを除去!)や、『リゲイン』10本セット(サラリーマンのエネル源!)が用意されているようです。

しかし、エスプリは効いているものの、我々の健康を考えてくれてる内容には感謝です。
「仕事ができる男を気取っているつもりかもしれないけど、本当にできる男は管理能力があるからやたらに疲れたりはしない。(30歳 財務・経理)」(事務系女子に聞きました)

思い当たる節があり過ぎる赤面モノの発言も中にはありますが、これも“あるある”ということで……。