厚生労働省が発表した毎月勤労統計調査（速報、事業所規模5人以上）によると、2013年の現金給与総額が過去最低の水準だったことが分かった。

　13年の1人当たり月平均の現金給与総額は前年比23円増の31万4150円。3年ぶりに増加に転じたものの過去最低だった前年とほぼ同じ水準だった。

　現金給与額のうち、所定内給与は24万1338円（前年比0.6％減）、所定外給与は1万9097円（同1.8％増）、特別に支払われた給与は5万3715円（同2.1％増）。

　13年の1人当たり月平均の所定外労働時間は10.6時間（前年比2.3％増）で、製造業は15.0時間（同2.6％増）だった。

　同時に発表された13年12月の1人当たりの現金給与総額は、前年同月比0.8％増の54万4836円で2カ月続けて増加した。現金給与総額のうち、所定内給与は24万1525円（前年同月比0.2％減）、所定外給与は2万183円（同4.6％増）、特別に支払われた給与は28万3128円（同1.4％増）。

　12月の1人当たりの所定外労働時間は11.3時間（前年同月比4.6％増）、製造業は16.6時間（同12.8％増）だった。

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