By Michael Shaheen

Googleが不老不死にチャレンジする会社を設立したり、Microsoftが次世代コンドームの開発に乗り出すなど、インターネットで事業を展開する企業が新たな分野のビジネスに投資することは珍しくなくなってきました。そんな中、Facebookが、機械学習やコンピューターの視覚情報処理機能などの人工知能に関する研究に取り組む新しい研究施設の設立を発表しています。

Yann LeCun - Big news today! Facebook has created a new... | Facebook
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Facebookが新しく設立したAIの研究施設の所長に任命されたのはニューヨーク大学コンピューターサイエンス学科の教授であるYann LeCun氏。1990年代に筆跡分析において多大なる貢献をしてきたLeCun氏は「AIの研究施設の所長に任命されたことは大変名誉なことです」と述べています。


研究施設のメンバーとしては、LeCun氏と同じくニューヨーク大学コンピューターサイエンス学科の副教授であるRob Fergus氏、Googleが2013年3月にトロント大学の学内起業DNNresearchを買収して設立した研究施設の元メンバーであるMarc’Aurelio Ranzato氏などが名を連ねています。

Facebookの人工知能研究施設はニューヨークのほか、カリフォルニアのメンローパークとイギリスのロンドンにも支部が設置されます。機械学習やコンピューターの視覚情報処理機能などを研究することで、PCがユーザーのアップロードした画像やテキストを適切に分析できるようになり、よりよいサービスの提供が可能になるかもしれません。