今夜第4話「リーガルハイ」。古美門こそがタモリ、みのもんたの後継者だ
性格は悪いが腕は立つ弁護士・古美門研介の大活躍を描く「リーガルハイ」(CX水曜22時〜)が絶好調である。
「半沢直樹」で一躍大メジャーになった俳優・堺雅人の、速い!熱い!強い!演技は、視聴者をグイグイグイと掴み、視聴率は、第1話は21.2%で、第3話は18.5%で(いずれも関東)今期のドラマの中ではトップクラス。
回を追うごとに面白くなっているという声も多く、10月30日放送の第4話にも大きな期待がかかる。
まずは、1〜3話までざっとおさらいしてみよう。
不敗神話を誇りブイブイ言っていた弁護士・古美門(堺雅人)が、世紀の悪女・安藤貴和(小雪)の弁護で、まさかの負けを喫してしまったのが第一話。
交際相手が次々死に、殺人容疑で死刑判決を受けている貴和。美人だけど、毒舌家のあからさまに悪女で、どう考えても有罪なのだが、そこは古美門、勝つ気満々。ところが、なぜか、貴和が証言を翻したことで負けてしまう。
一度は失意のどん底に叩き込まれたが、1話分の間にすぐに復活(しゃべりだけでなく立ち直りも速っ)、残る最終弁護に勝負を賭ける。
行動原理が読めない貴和の弁護も課題にしつつ、ほかの案件を請負う日々を、2、3話では描いている。
おそらく、毎回、1話完結の弁護事件を描きながら、美悪女の事件を最後の最後まで引っ張るのだろう。
第2話は、名誉毀損で訴えられた少女漫画家(谷村美月)の弁護。
カリスマ実業家(佐藤隆太)をモデルに非道なビジネスを行う物語を描いたため、実業家が少女漫画家を訴えたのだ。
実在する人間を勝手に創作のモデルにする話を、実在する「あのひと」に明らかに似てる
登場人物で描いて、視聴者をほくそ笑ませる。
ドラマ後半、その実業家と古美門、頭のいい者同士の冴えた尋問合戦は実に痛快だった。
あー言えば、こー言うの舌戦。そして、「半沢直樹」の楽しみのひとつだったドヤ顔戦がここでも。
ふたりは、息をきらしながらもニコニコで「もっとやろう」なんて言うし、最後、古美門は「あなたに弁護士ブームが再来しないことを祈るよ」と好敵手だったことを認める。
鬼才(あえてこう呼びたい)脚本家・古沢良太の書く、構成力が高く、きめ細かい脚本によってハイクオリティなドラマであることを前提の上で書くが、「リーガルハイ」の魅力のひとつは、スポーツ観戦感覚で見られることである。
話もわかりやすいのだが、万が一あまりよくわからないとしても、古美門対誰か の裁判ラリーを追いかけるだけで気持ちが沸き立つ。
しかも、勝ち負けが決まったあとに、もう一個仕掛けがあるのだ。
野球だったらアウトかセーフか? ファールかホームランか? 相撲なら「物言い」、テニスならボールが落ちたのは線の上か?外か? というような、ギリギリの線上で、判定時間を待つじりじり感のあと、女神の秤の上下が右から左に一気に変わる快感がたまらない。
第2話では、ラスト、ヤなやつにしか思えなかった実業家が意外な顔を見せてビックリさせられた。第3話もそうだった。
美人だと思って結婚した妻(美波)が整形だったことがわかり離婚を申し立てる夫(塚地)を古美門は弁護する。
顔じゃなくて心であるという世間の欺瞞を完膚なきまでに叩きのめす古美門。
こんなにもドラマの中で主人公が「ブサイク」を語ったことはあっただろうかと苦笑い。
古美門は一回の尋問で「ブサイク」を10回も発していた。それもすごくいじわるな顔で。
ふつうなら顔をしかめるところだが、まったく罪悪感がないので、ついつい古美門のペースに巻き込まれてしまう。
「何を基準に好きになることは自由だ」「顔が理由なのも立派な理由」と言われると、うん、そうかもね・・・とナットクしてしまった。
そこまでも十分に面白いが、やっぱりハイライトは裁判が決着したあと。
元妻の心の美しさに気付いた夫がもう一度やり直そうと迎えにいくと、妻は既にほかの男とつきあっていて「ブサイクのひとのほうが心がキレイと思い込んでた。顔も心もキレイなひとだっているのに」と言い放つ。
ブサイクの存在価値を完全に奪われた瞬間にも関わらず、なんだかスッキリしてしまうのだ。
いま一度、鬼才(あえてこう呼びたい)古沢良太の書く、構成力が高く、きめ細かい脚本によってハイクオリティなドラマであることを前提の上で書くが、「リーガルハイ」の魅力のふたつめは、お笑い番組を見る感覚だ。
古美門は、ビートたけしや、松本人志、爆笑問題の太田光のように、言ってはいけないことをズバズバ言う。それが小気味いい。
思えば、ドラマの主人公は正義や道徳側に立っている人物が多い。少なくとも、心のキレイな人より顔のキレイな人を選ぶなんて主人公はいないし、お金をもらえれば弁護する、なんて身もふたもないこともなかなか言えないし、まして、裁判で勝つためにスパイを使って相手を騙すようなことは稀だ。
こういうことがあるとすれば、その担当は主人公とは別にいて、「デスノート」のリューク的ポジションのキャラクターがいる。つまり「ファウスト」の悪魔である。主人公の分身である。
ところが古美門は分身いらず。
主人公なのに悪魔で、不謹慎さを一手に引き受ける。
「みなさん善人ぶるのはやめましょう」と古美門は言う。悪役プロレスラーみたいでもある主人公は、最近だと「家政婦のミタ」のミタさんが近いかもしれない。正義の人っぽくない主人公は今期のドラマでは案外多く、「安堂ロイド」の主人公が殺人兵器で、命令とあれば、誰かれ構わず殺してしまうキャラクターだったり、「クロコーチ」の主人公が汚職警官だったり、「変身インタビュアーの憂鬱」ではキャッチフレーズが「真実なんて興味ない」だったり、従来のあり様からちょっとズレてる主人公だらけだ(あれ、この3作、全部TBSだ)。
だが、彼らはあくまでもドラマの登場人物としてその役割を粛々と全うしているだけなのに比べて、古美門はドラマを俯瞰し、その進行を自ら司っているようなところがある。つまり作家の代理のような存在なのだ。ショーのMC的であり、お笑い芸人的魅力でもある。もう3度目だが、もちろん「リーガルハイ」は、ドラマとしても、鬼才(あえてこう呼びたい)古沢良太の書く構成力の高く、きめ細かい脚本によってハイクオリティであると認めた上で、お笑いやショー的要素もあると言っておきたい。
ちょっと古沢脚本の秀逸なところをあげてみよう。
各話の事件に、美悪女・貴和の事件に関わることをさりげなく混ぜている。
2話は、古美門のパートナー弁護士・黛(新垣結衣)が、意外な面を見せた実業家の事件の顛末を経て「言葉や表現を額面どおりにうけとるべきじゃない そのひとの心の奥底を慮ることが大事だって」と言う。
3話は、女の「言わないで」は実は「言ってほしい」意味であることが、事件の展開に関わってくる。なんとなく、美女の容疑者に何かありそう、と思わせる。
さらに、ブサイク回に、美女の容疑者は、脱獄だって可能なのではないかというくらい刑務所でも優遇されている状況が描かれる皮肉。
さらにさらに、古美門のライバル後輩弁護士羽生くんは「法は理想と共にあるべきです」とか「勝ち負けじゃない みんなが幸せになる世界を作ること」とか口当たりのいいことを言うのだが、それって、顔じゃなくて心であるという世間の欺瞞と似てるよねー、とさりげなく言っているような気がするのだ。
たくさんのエピソードを、ていねいに繋ぎ重なり合わせる、古沢良太の作劇の手腕に惚れ惚れする。
その上で、スポーツやお笑いやショー的要素も組み込まれた、最強のエンターテインメントが「リーガルハイ」なのである。
「リーガルハイ」は、良質なドラマでありながら、さらにドラマを超えた、古美門研介というパフォーマーのスペシャルショーと言っていい。
話の内容もおもしろいが、やっぱり古美門の、長台詞タイムが、待ってました! なのだから。
そこで思った。
タモリが30年以上続いた「笑っていいとも!」をついにやめることにしたという今、みのもんたが息子の不祥事によって番組を降板することになった今、ポストカリスマMCは古美門研介なのではないかと(架空の人物だけど)。
古美門の、速い、熱い、強い話術はみのさん的のようだが、一方で、古美門はタモさん的でもある。
タモリは、お昼の時間に夜を思わせるサングラスをして、昨夜の酒の残り香を漂わせていた。そして、タレント相手にダラダラしたトークを行い(最近は、いい話をするようになってしまったが)、ずっと不謹慎感を作り続けてきた。
この不謹慎感が古美門にもあるような気がする。森田一義アワーのあとは、古美門アワーをやっていただきたいくらいである。
ちょうど、タモリと古美門演じる堺雅人は同じ事務所だ。タモリが「いいとも」を辞める決意をしたのは、絶好調の堺雅人に稼ぎ頭としてのバトンを託したのではないかと思う人も多いだろうが、そうではなくて、「アワー」という名の番組を引き継げるカリスマパフォーマーという意味においてに違いない。
堺雅人の長台詞の説得力、その際の過剰なパフォーマンスは圧倒的で、有無を言わせず彼の世界に引きずりこむ。このひとについていこうと思わせる人物が、ひさしぶりに現れたのである。ブラボー。
熱狂のあまり、堺雅人と古美門がごっちゃになっているが、まあ、固いこと言わないでほしい。
さて、10月30日、「リーガルハイ」第四話。今夜も古美門はタモさんみたいに不謹慎でいてくれるかなー!
(木俣冬)
「半沢直樹」で一躍大メジャーになった俳優・堺雅人の、速い!熱い!強い!演技は、視聴者をグイグイグイと掴み、視聴率は、第1話は21.2%で、第3話は18.5%で(いずれも関東)今期のドラマの中ではトップクラス。
回を追うごとに面白くなっているという声も多く、10月30日放送の第4話にも大きな期待がかかる。
不敗神話を誇りブイブイ言っていた弁護士・古美門(堺雅人)が、世紀の悪女・安藤貴和(小雪)の弁護で、まさかの負けを喫してしまったのが第一話。
交際相手が次々死に、殺人容疑で死刑判決を受けている貴和。美人だけど、毒舌家のあからさまに悪女で、どう考えても有罪なのだが、そこは古美門、勝つ気満々。ところが、なぜか、貴和が証言を翻したことで負けてしまう。
一度は失意のどん底に叩き込まれたが、1話分の間にすぐに復活(しゃべりだけでなく立ち直りも速っ)、残る最終弁護に勝負を賭ける。
行動原理が読めない貴和の弁護も課題にしつつ、ほかの案件を請負う日々を、2、3話では描いている。
おそらく、毎回、1話完結の弁護事件を描きながら、美悪女の事件を最後の最後まで引っ張るのだろう。
第2話は、名誉毀損で訴えられた少女漫画家(谷村美月)の弁護。
カリスマ実業家(佐藤隆太)をモデルに非道なビジネスを行う物語を描いたため、実業家が少女漫画家を訴えたのだ。
実在する人間を勝手に創作のモデルにする話を、実在する「あのひと」に明らかに似てる
登場人物で描いて、視聴者をほくそ笑ませる。
ドラマ後半、その実業家と古美門、頭のいい者同士の冴えた尋問合戦は実に痛快だった。
あー言えば、こー言うの舌戦。そして、「半沢直樹」の楽しみのひとつだったドヤ顔戦がここでも。
ふたりは、息をきらしながらもニコニコで「もっとやろう」なんて言うし、最後、古美門は「あなたに弁護士ブームが再来しないことを祈るよ」と好敵手だったことを認める。
鬼才(あえてこう呼びたい)脚本家・古沢良太の書く、構成力が高く、きめ細かい脚本によってハイクオリティなドラマであることを前提の上で書くが、「リーガルハイ」の魅力のひとつは、スポーツ観戦感覚で見られることである。
話もわかりやすいのだが、万が一あまりよくわからないとしても、古美門対誰か の裁判ラリーを追いかけるだけで気持ちが沸き立つ。
しかも、勝ち負けが決まったあとに、もう一個仕掛けがあるのだ。
野球だったらアウトかセーフか? ファールかホームランか? 相撲なら「物言い」、テニスならボールが落ちたのは線の上か?外か? というような、ギリギリの線上で、判定時間を待つじりじり感のあと、女神の秤の上下が右から左に一気に変わる快感がたまらない。
第2話では、ラスト、ヤなやつにしか思えなかった実業家が意外な顔を見せてビックリさせられた。第3話もそうだった。
美人だと思って結婚した妻(美波)が整形だったことがわかり離婚を申し立てる夫(塚地)を古美門は弁護する。
顔じゃなくて心であるという世間の欺瞞を完膚なきまでに叩きのめす古美門。
こんなにもドラマの中で主人公が「ブサイク」を語ったことはあっただろうかと苦笑い。
古美門は一回の尋問で「ブサイク」を10回も発していた。それもすごくいじわるな顔で。
ふつうなら顔をしかめるところだが、まったく罪悪感がないので、ついつい古美門のペースに巻き込まれてしまう。
「何を基準に好きになることは自由だ」「顔が理由なのも立派な理由」と言われると、うん、そうかもね・・・とナットクしてしまった。
そこまでも十分に面白いが、やっぱりハイライトは裁判が決着したあと。
元妻の心の美しさに気付いた夫がもう一度やり直そうと迎えにいくと、妻は既にほかの男とつきあっていて「ブサイクのひとのほうが心がキレイと思い込んでた。顔も心もキレイなひとだっているのに」と言い放つ。
ブサイクの存在価値を完全に奪われた瞬間にも関わらず、なんだかスッキリしてしまうのだ。
いま一度、鬼才(あえてこう呼びたい)古沢良太の書く、構成力が高く、きめ細かい脚本によってハイクオリティなドラマであることを前提の上で書くが、「リーガルハイ」の魅力のふたつめは、お笑い番組を見る感覚だ。
古美門は、ビートたけしや、松本人志、爆笑問題の太田光のように、言ってはいけないことをズバズバ言う。それが小気味いい。
思えば、ドラマの主人公は正義や道徳側に立っている人物が多い。少なくとも、心のキレイな人より顔のキレイな人を選ぶなんて主人公はいないし、お金をもらえれば弁護する、なんて身もふたもないこともなかなか言えないし、まして、裁判で勝つためにスパイを使って相手を騙すようなことは稀だ。
こういうことがあるとすれば、その担当は主人公とは別にいて、「デスノート」のリューク的ポジションのキャラクターがいる。つまり「ファウスト」の悪魔である。主人公の分身である。
ところが古美門は分身いらず。
主人公なのに悪魔で、不謹慎さを一手に引き受ける。
「みなさん善人ぶるのはやめましょう」と古美門は言う。悪役プロレスラーみたいでもある主人公は、最近だと「家政婦のミタ」のミタさんが近いかもしれない。正義の人っぽくない主人公は今期のドラマでは案外多く、「安堂ロイド」の主人公が殺人兵器で、命令とあれば、誰かれ構わず殺してしまうキャラクターだったり、「クロコーチ」の主人公が汚職警官だったり、「変身インタビュアーの憂鬱」ではキャッチフレーズが「真実なんて興味ない」だったり、従来のあり様からちょっとズレてる主人公だらけだ(あれ、この3作、全部TBSだ)。
だが、彼らはあくまでもドラマの登場人物としてその役割を粛々と全うしているだけなのに比べて、古美門はドラマを俯瞰し、その進行を自ら司っているようなところがある。つまり作家の代理のような存在なのだ。ショーのMC的であり、お笑い芸人的魅力でもある。もう3度目だが、もちろん「リーガルハイ」は、ドラマとしても、鬼才(あえてこう呼びたい)古沢良太の書く構成力の高く、きめ細かい脚本によってハイクオリティであると認めた上で、お笑いやショー的要素もあると言っておきたい。
ちょっと古沢脚本の秀逸なところをあげてみよう。
各話の事件に、美悪女・貴和の事件に関わることをさりげなく混ぜている。
2話は、古美門のパートナー弁護士・黛(新垣結衣)が、意外な面を見せた実業家の事件の顛末を経て「言葉や表現を額面どおりにうけとるべきじゃない そのひとの心の奥底を慮ることが大事だって」と言う。
3話は、女の「言わないで」は実は「言ってほしい」意味であることが、事件の展開に関わってくる。なんとなく、美女の容疑者に何かありそう、と思わせる。
さらに、ブサイク回に、美女の容疑者は、脱獄だって可能なのではないかというくらい刑務所でも優遇されている状況が描かれる皮肉。
さらにさらに、古美門のライバル後輩弁護士羽生くんは「法は理想と共にあるべきです」とか「勝ち負けじゃない みんなが幸せになる世界を作ること」とか口当たりのいいことを言うのだが、それって、顔じゃなくて心であるという世間の欺瞞と似てるよねー、とさりげなく言っているような気がするのだ。
たくさんのエピソードを、ていねいに繋ぎ重なり合わせる、古沢良太の作劇の手腕に惚れ惚れする。
その上で、スポーツやお笑いやショー的要素も組み込まれた、最強のエンターテインメントが「リーガルハイ」なのである。
「リーガルハイ」は、良質なドラマでありながら、さらにドラマを超えた、古美門研介というパフォーマーのスペシャルショーと言っていい。
話の内容もおもしろいが、やっぱり古美門の、長台詞タイムが、待ってました! なのだから。
そこで思った。
タモリが30年以上続いた「笑っていいとも!」をついにやめることにしたという今、みのもんたが息子の不祥事によって番組を降板することになった今、ポストカリスマMCは古美門研介なのではないかと(架空の人物だけど)。
古美門の、速い、熱い、強い話術はみのさん的のようだが、一方で、古美門はタモさん的でもある。
タモリは、お昼の時間に夜を思わせるサングラスをして、昨夜の酒の残り香を漂わせていた。そして、タレント相手にダラダラしたトークを行い(最近は、いい話をするようになってしまったが)、ずっと不謹慎感を作り続けてきた。
この不謹慎感が古美門にもあるような気がする。森田一義アワーのあとは、古美門アワーをやっていただきたいくらいである。
ちょうど、タモリと古美門演じる堺雅人は同じ事務所だ。タモリが「いいとも」を辞める決意をしたのは、絶好調の堺雅人に稼ぎ頭としてのバトンを託したのではないかと思う人も多いだろうが、そうではなくて、「アワー」という名の番組を引き継げるカリスマパフォーマーという意味においてに違いない。
堺雅人の長台詞の説得力、その際の過剰なパフォーマンスは圧倒的で、有無を言わせず彼の世界に引きずりこむ。このひとについていこうと思わせる人物が、ひさしぶりに現れたのである。ブラボー。
熱狂のあまり、堺雅人と古美門がごっちゃになっているが、まあ、固いこと言わないでほしい。
さて、10月30日、「リーガルハイ」第四話。今夜も古美門はタモさんみたいに不謹慎でいてくれるかなー!
(木俣冬)