大切なのは「様々な事象の中にある真理のようなモノを見極める」能力なのです。
コンサルタントも同じような仕事です。


コンサルタントをやっていると「他社事例を教えてほしい」とか「先進事例を教えてほしい」と言われることがよくあります。
しかし一方で事例の話をすると、「それは我々の置かれた状況とは程遠いので参考にならない」とか「他業界の事例なので参考にならない」と言われることもよくあります。特に先進的な企業の事例については「我々はそこまで進んでいないからね。」とか「やはりトップダウンが利くところは違うね。」というような反応もよくあります。
先日もある機会でグローバルでの先進事例をご紹介いただく機会がありました。
数人の方から同様の反応を聞きました。私はすごく感銘を受けましたし、他社とは異なったユニークなやり方など興味深い内容も多くありました。

このような反応は尤もかもしれません。
しかし考えてみてください。自社と全く同じシチュエーションの企業なんて存在しません。また業種も購入しているモノも違うわけですし、部門の体制や人数も違うわけです。もし違うから参考にならないというのであれば最初から聞かなければいいのです。いつまでたっても違いから学べず自分の甲羅に閉じこもってマネジメントが悪いから・・」「地位が低いから・・」と他責にとどまっているのであれば学ぶ意味はありません。

「学問(がくもん)とは、一定の理論に基づいて体系化された知識と方法」です。(広辞苑より)

つまり様々な事象の中にある真理のようなモノを見極めてそれを体系化して一般化して学ぶものです。
大切なのは「様々な事象の中にある真理のようなモノを見極める」能力なのです。
コンサルタントも同じような仕事です。
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