マイクロソフト Surface タブレット、Windows RT版は499ドルから。Touch Cover 付属は100ドル増し

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踊るテレビコマーシャルの公開に続いて、マイクロソフトが独自タブレット Surface の価格を明らかにしました。Surface には Core i プロセッサで Windows 8 Pro が動くモデルと、Tegra 3 プロセッサで Windows RT が動くモデルの2種類がありますが、米マイクロソフトストアに予約ページが掲載されたのは従来のWindowsアプリと互換性のない Surface with Windows RT のほう。

価格はストレージ32GBモデルのタブレット単体が499ドル、磁力でくっつくマルチタッチ式フルキーボードつきカバー Touch Cover 同梱では599ドル、ストレージ64GBでタッチカバーつきは699ドル。Touch Cover の単体は119.99ドル、物理キーボードつきの Type Cover は単体129.99ドル。

追記:リンク先の米Microsoft Store から製品ページが取り下げられました。フライング公開だったようです。

追記2:正式発表。価格は上記のまま。また米国とカナダのほか6か国を加えて計8か国でオンライン購入できることも発表されています。
Windowsを採用するPCメーカーにとっては純正のライバルになる存在だけに、またマイクロソフトが Android や iOS タブレットとの競争を優先して積極的な価格を設定するのではないかとの推測から、Surface の価格設定については緊張が続いていました。

マイクロソフトは発表当初「競合する ARMデバイスと同等の価格になる」とのみ表現していましたが、結局は「仮に199ドルならパートナーにとって大打撃」(Acer 会長)と牽制されたような価格ではなく、フル Windows 8 Pro に Core i プロセッサの Ultrabook 級タブレットより2、300ドル安い程度に落ち着いたようです。

ただ気になるのは、新世代 Atom プロセッサの " Clover Trail " を載せたWindows 8 タブレットが、筐体サイズや重さも同等、バッテリー駆動時間も8時間前後で各社から販売されること。Windows RTデバイスはSurface 以外にも数社から予告されていますが、マイクロソフト的な位置づけをどうしてゆくのかは興味深いところです。