この間取りどうなの? 収納の多い部屋【一人暮らし・1DK編】

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みなさんは新居を探すとき「間取り」についてどの程度考えますか? 何となく暮らし方の想像はできても、実際に住んでみないと住みやすい「間取り」がどのようなものなのかわからなかったりしますよね……。

そこで、マイナビ賃貸では、「間取り」のミカタを、間取りアドバイザーの飯沼孝氏に教えていただきました。

今回は一人暮らしにちょうど良さそうな1DK・25?の間取りです。

■良いところ・窓が共用廊下に面していないので、外部とのプライバシーが保ちやすく、防犯面も安心ですね・開口部が多く、明るく開放的で、通風も良さそうです! とくに洋室は、出窓があって、窓の正面からだけでなく、斜めからの採光もあるので、いっそうの開放感を実感できます・洋室には、クローゼットが2ヵ所あるので、収納力があり、衣類の整理に大助かりです! しかも、クローゼットは2ヵ所とも部屋の外側に引っ込む形で設置されているので、部屋の形状が、デコボコしません。

部屋にデッドスペースができず、家具の配置もしやすいですよね・キッチンの前には開閉可能な窓があり、昼間なら電気なしでも調理が可能です! また、煙が多く出る焼き魚や焼肉料理をしても、窓を開ければ簡単に煙を外に出すことができます。

また、空気がこもりがちなダイニングキッチンの換気も容易にできますね・1DK物件ですと、玄関に下駄箱がないものもありますが、この物件には、下駄箱があるので、履物が玄関に散らからずに済みます・トイレと浴室が別々です! 一般に、ワンルームや1DKくらいの間取りだと、バス・トイレが一緒のユニットバスという物件もありますが、個人的にはあまりお勧めしません。

ユニットバスの場合、何より気になるのが不便さと衛生面です。

例えば、洗い場スペースがないので、バスタブ内で体や頭を洗うことになるのですが、お風呂に浸かりたいときは、そのあと、あらためて浴槽にお湯を張らなければならず、時間がかかり面倒です。

また、ユニットバスに浴室乾燥機能があればともかく、多くは換気扇だけなので、湿気が非常に多くなります。

シャワーカーテンやバスタブなどを毎回しっかり拭かないと、すぐにカビが生えてきますよ! ビジネスホテルに1、2泊するくらいならともかく、それが日常となると、結構つらいと思いますよ。

そもそも、体を綺麗にする場所と排泄する場所が同じ空間にあるという発想自体、私には受け入れがたいですね〜 その点、この物件はトイレバス別なので、そんな心配は不要です■気になるところ・お風呂に入るときの脱衣場がないです! 一人暮らしであれば構わないかもしれませんが、落ち着かないと感じる方は、トイレのドア付近も含めて、脱衣空間を作ってしまいましょう。

簡単です! 天井からカーテンを吊るして、脱衣時は、カーテンを閉めればOKです・洗面や歯磨きをする場所がキッチンのシンクになってしまいます。

シンクが片付いていれば問題なさそうですが、洗っていない皿などがそのままになっているときは、ちょっと不便だし、衛生上も気になりますよね<総評>一人暮らしのお部屋を探している方や、初めて一人暮らしをしようと思っている方には、お勧めの間取りです。

外部とのプライバシーの確保や防犯面の安心感も最低限クリアしている間取りと言えそうです。

子どもの成長によっても柔軟に対応することが必要になると感じさせられました。

その時々の夫婦・家族に合ったスタイルを見つけて行きたいものですね。

(間取りアドバイザー・飯沼孝)

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