オランダからやってきた高級シリコンゴム製『イージーカバー』(ジャパンホビーツール販売)。写真は「ニコン D5100」に装着した『イージーカバー』。

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今冬はとても寒いので、服をたくさん着込むことが多い今日この頃。飼っているイヌにも厚着をさせている。
「まだまだこの寒さ続くのかなぁ」
そうした寒い冬とは直接関係ないが一眼レフカメラにシリコンゴムカバーを着せるというアイテムがある。別に一眼レフが風邪をひくわけでもあるまいし、どうして?

それは、オランダからやってきた高級シリコンゴム製『イージーカバー』(ジャパンホビーツール販売)。対応の一眼レフカメラに誰でも簡単に装着でき、液晶モニターを保護するスクリーンプロテクターも付属している。基本的にカメラをホコリや汚れ、衝撃などから保護するもので、とくに雨の日やアウトドアでの使用に効果を発揮するという。また、ゴムなので滑り止めとしても使えそうだ。
「非常に精度の高い型から作りだしており、完全にカメラにフィットするので、ボタンの押し具合など操作性も通常の状態とほぼ同じです。なので、着けていても撮影に影響がないのが一番の特徴です」(同社)

つけた感じは、まるで武者が鎧をまとったように「これから戦に出陣!」という印象。ま、撮影も「自然との戦い」ともいえなくもない。ほとんどのモデルでメーカーロゴの部分が露出する形なのがカッコイイ。さらに、内蔵ストロボ部分、メモリー挿入部などが装着したまま使えるように露出しているほか、ストロボ接点部をカバーで保護してくれるのもいい。もちろん、今流行りのフリーアングル液晶の動作も可能になっている。たしかに、ゴムを着ていながら機能性を損なわないつくりだ。

ところで、雨の中での使用だが、従来のカメラレインカバーと比較してどうなのか。
「イージーカバーはカメラケースの概念に近く、本体むき出しではカメラに傷がついたり、濡れたりしてしまうのを予防するためのラバー製プロテクターです」
「他方、カメラレインカバーは雨が降ることを100%想定した上でつけるものです。雨から守るという意味では、防水仕様ではないイージーカバーはレインカバーに劣ります」(同)
ということなので、雨がじゃんじゃん降っているときはレインカバーがお勧め。イージーカバーはあくまで簡易な防滴仕様と考えたほうがいいだろう。

では、イージーカバーはどんなユーザーにお勧めのアイテムなのか。
「対応モデルがニコン、キヤノンの10万円前後、それ以上の一眼レフカメラなので、アウトドアでの撮影におけるプロテクトやカメラを綺麗に使用してオークションで売りたい場合にお勧めです」(同)
iPhoneのシリコンケースのように、キズをつけないためのカバーとして使用するのが最適ということだろう。

大事な一眼レフカメラをなるべくキレイに使いたいユーザーには重宝なアイテムである。それから冬場、金属ボディの一眼レフに着けると触ったとき冷たくなくていいかも。
(羽石竜示)