山梨・甲府が生んだ奇跡のマリアージュ、甲府鳥もつ煮に合うワインとは
山梨の名物料理といえば、ほうとうや吉田のうどんが有名だが、最近では「甲府鳥もつ煮」を挙げる人も多いだろう。第5回B-1グランプリin厚木でゴールドグランプリを受賞した甲府が誇るご当地B級グルメだ。
いまや、鳥もつ煮を家庭で作るための専用ダレ、鳥もつ煮の風味を楽しめるお菓子など関連商品も多数販売されているが、先日地元のスーパーで「甲府鳥もつ煮に合うワイン」なるものを見つけたときはさすがに驚いた。いったいどんなマリアージュを奏でてくれるのか。さっそく家で試してみた。
ワインはどっしり落ち着いたテイストながら、果実の酸味もほどよくすっきりとした飲み口。一方、鳥もつ煮は甘辛くこってりした味付けが持ち味。それらを交互に口に運んでみると、なるほど、不思議なほどに両者の良さが引き立つ。濃い味付けの鳥もつ煮のあとには、ワインの爽やかな酸味が心地よいし、それがまた鳥もつ煮の旨味を引きだす好循環。鳥もつ煮に合うと謳うだけはある。
それもそのはず。実はこのワイン、甲府鳥もつ煮の普及につとめる団体「みなさまの縁をとりもつ隊」と共同開発したものなのだ。ワインの製造を手がけるのは甲府のワイナリー、サドヤ。同社の担当者によれば、甘辛く歯ごたえのよい鳥もつ煮に合うように、よく熟成したカベルネ・ソーヴィニョン種のワインと、果実味のあるマスカット・ベリーA種のワインをブレンドしているとのこと。
「香り高く果実の甘味が感じられ、穏やかな酸味とのバランスが調和した熟成感が広がる、心地良い余韻を持つ辛口の赤ワインです」
ちなみに売上の一部は、B-1グランプリを主催する一般社団法人愛Bリーグ、および「みなさまの縁をとりもつ隊」のまちおこし活動の支援金としても活用されるそう。
ラベルのデザインも目立つので、県外から観光客の目に留まりやすく、どんな味か聞かれることも多いそう。また、ラベルを見て「鳥もつ煮が一番おいしいお店はどこですか?」なんて質問をしてくる人もいて、山梨県の特産品や観光スポットの話にまで発展することもしばしば。
「山梨の良いところをお伝えする架け橋としても重宝しているワインです」
いろいろな縁をとりもつのにひと役買っているようだ。
商品はサドヤでの電話注文も受け付けているほか、山梨県内のスーパーや酒販店にて販売中。当初は720mlのフルボトルと360mlのハーフボトルを販売していたが、いずれも数量限定のためハーフボトルはすでに完売。フルボトルの在庫も残りわずかとのことなので、気になる人は早めにチェックを。価格は1本2,100円。
甲府が生んだ奇跡のマリアージュ。ぜひ現地で楽しんでみてください。
(古屋江美子)
いまや、鳥もつ煮を家庭で作るための専用ダレ、鳥もつ煮の風味を楽しめるお菓子など関連商品も多数販売されているが、先日地元のスーパーで「甲府鳥もつ煮に合うワイン」なるものを見つけたときはさすがに驚いた。いったいどんなマリアージュを奏でてくれるのか。さっそく家で試してみた。
それもそのはず。実はこのワイン、甲府鳥もつ煮の普及につとめる団体「みなさまの縁をとりもつ隊」と共同開発したものなのだ。ワインの製造を手がけるのは甲府のワイナリー、サドヤ。同社の担当者によれば、甘辛く歯ごたえのよい鳥もつ煮に合うように、よく熟成したカベルネ・ソーヴィニョン種のワインと、果実味のあるマスカット・ベリーA種のワインをブレンドしているとのこと。
「香り高く果実の甘味が感じられ、穏やかな酸味とのバランスが調和した熟成感が広がる、心地良い余韻を持つ辛口の赤ワインです」
ちなみに売上の一部は、B-1グランプリを主催する一般社団法人愛Bリーグ、および「みなさまの縁をとりもつ隊」のまちおこし活動の支援金としても活用されるそう。
ラベルのデザインも目立つので、県外から観光客の目に留まりやすく、どんな味か聞かれることも多いそう。また、ラベルを見て「鳥もつ煮が一番おいしいお店はどこですか?」なんて質問をしてくる人もいて、山梨県の特産品や観光スポットの話にまで発展することもしばしば。
「山梨の良いところをお伝えする架け橋としても重宝しているワインです」
いろいろな縁をとりもつのにひと役買っているようだ。
商品はサドヤでの電話注文も受け付けているほか、山梨県内のスーパーや酒販店にて販売中。当初は720mlのフルボトルと360mlのハーフボトルを販売していたが、いずれも数量限定のためハーフボトルはすでに完売。フルボトルの在庫も残りわずかとのことなので、気になる人は早めにチェックを。価格は1本2,100円。
甲府が生んだ奇跡のマリアージュ。ぜひ現地で楽しんでみてください。
(古屋江美子)