『あかるいクラゲのムーディーライト USB』(JTT)。白と青の明かりの切り替えが可能。

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世の中には光を発するものはたくさんあるが、クラゲもそのひとつ。ひごろは海の中で光っているクラゲさんだが、このほどそれをLEDライトにしてしまった製品が登場。

クラゲのようにぼんやりとした光を発する、『あかるいクラゲのムーディーライト USB』(JTT)。白と青の明かりの切り替えが可能で、とくに青は「幻想的な深いブルー」のイメージ。青色ライトは精神を落ち着ける効果があるので、就寝時のナイトライトに最適だそうだ。また、4本の足にはそれぞれ吸盤が付いており、机の上や窓ガラスなどに貼り付けて使用可能。さらに、足はぐにゃぐにゃ曲がるので、平面な場所でなくても安定した設置がしやすい。

製品概要が分かったところで早速クラゲの形にした理由を開発担当者に聞いてみよう。一体全体どうしてクラゲのライトをつくったのだろうか。
「水族館が好きでよく行くのですが、色々な水槽がある中で、最近特にお気に入りなのが“クラゲ”の展示水槽です。ライトアップされた水槽の中をゆらゆらと優雅に泳ぐクラゲを見ていると、思わず時を忘れてしまうほどです」
「ふと周りを見てみると、自分と同じようにクラゲに心を奪われたファン(?)がたくさんいて、クラゲの展示水槽はいつも人だかりの人気スポットと化しています」
そんなにクラゲって人気者だったとは知りませんでした。

「最近の研究によると、クラゲには癒しの効果があることが分かってきたようで、実際自宅でクラゲを癒しアイテムとして飼う方も増えているようです。が、いざ自宅で飼うとなると水槽やら飼育用具やらをそろえる必要性がありますし、生き物ですから飼育も大変です」
それで、癒し効果のあるクラゲをいつでもお手軽にテーブルの上に置いておけるアイテムの開発・販売を決定したのだそうだ。

ところで、商品説明にある「青いライトを点灯すると幻想的な深いブルー」と「指で押しつぶしたときの何ともいえない感触」とあるが、喩えるならどんなものに似ているのか。
「もちろん、水族館のライトアップされたクラゲ水槽に近いですが、個人的には昔見た映画“グラン・ブルー”でジャックマイヨールが潜った深い深い海の底のイメージがよみがえってきます」
「つぶしたときの感覚は、まさに子供の時、千葉の稲毛の海岸に打ち上げられていた本物のクラゲを指で押したときのあの感触そのまま! 固いような柔らかいような、ほんとうに独特の弾力です」
なるほど、分かったような気がします。

開発者のクラゲと昔見た映画のイメージへの思い入れが、このようなユニークな製品を生み出した源ということだろう。

光るクラゲ、一度試してみようかなぁ。安眠できるだろうか。
(羽石竜示)